えーっと、あと買うものは…。
エマ
エマ
さくらんぼとか、お酒の中に浮かべたりするのかな。
そんなことを考えながら歩みを進める。
朝の買い出しは日課となりつつあった。 何かと忙しいカミュに、朝の弱いヴィクトルとセブンの身の回りをケアするレン。ママは護衛が多すぎて逆に目立つと却下。周り巡って適任がエマということになったのだ。
にしてもヴィクトルの朝が弱いって、弱いってレベルじゃないよね。もう、朝の存在自体が嫌いじゃん…。
苦笑いを浮かべながらボードを覗き込んだ。
あれ、メッセージが来てる。誰からだろう。
立ち止まりメッセージを確認すると、何とヴィクトルからだった。
えっ、この時間に起きてるの? それとも昨日きてたやつかな。 …いや、ついさっき来てる。
ヴィクトル
エマ
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
あ、そっと口調が戻った。
エマ
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
…よし、居場所も大体で伝えたからこれで大丈夫。あとは、ヴィクトルが来るのを待ってよう。
しばらくしてから周りが騒がしいことに気づく。
……?
人1人の隙間さえなかった空間が左右に裂け、段々と道ができていくではないか。
ヴィクトル…?!!
皆の視線の中心にいた人物が、まさに彼だった。
その光景に唖然としていると、
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
視線が、痛い…。
私が隣にいて、ヴィクトルは恥ずかしくないのかな。
そんなメガティブな感情が湧いて出る。
ううん、弱気になっちゃダメだ。マイスターを近くで支えてこそのギルドキーパーなんだから!私がちゃんと、みんなの隣でサポートしなきゃ。
ヴィクトル
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
エマ
袋の中身を見て驚愕する。
エマ
ヴィクトル
ぶつぶつとぼやきながらブランチを満喫していた。
エマ
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
ヴィクトル
お得…。
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
ニコリと微笑むヴィクトルにつられ、笑みを返した。
……待って。私今、もしかしなくてもものすごく恥ずかしい事を言ったのでは…?!
いや、でもヴィクトルは気にしてなさそうだから私もあまり触れないでおこう…。
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
腕を引かれ、たどり着いた場所はアクセサリーショップだった。
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
エマ
ヴィクトル
エマ
ニヤけてしまいそうになる口元を必死に抑えた。
ヴィクトル
エマ
ヴィクトルは、るんるんで商品ケースを覗き込んだ。
……友達同士でもデートって言うのかな…?
ヴィクトル
エマ
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ちらりと商品棚を一瞥した。
エマ
エマ
指さしたのは先ほどよりもデザインが控えめなネックレスだった。
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
ヴィクトル
エマ
──
─繁華街─
エマ
見知らぬ男
エマ
エマ
見知らぬ男
エマ
エマ
見知らぬ男
しつこい…
時は数分前に遡る。
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
エマ
ヴィクトル
買い忘れをしたと踵を返したヴィクトル。そんな彼を近くのベンチで荷物番をしながら待っていただけだった。
ヴィクトルまだかな…。
先ほどから黒妖精たちが、ぎゃあぎゃあと騒いでいる。
こんな大勢の前でみんなを実体化させるとさらに混乱を生む。
これ以上刺激しないよう早く諦めてほしいんだけど…。
スパロウはヴィクトルを見つけられたかな。
見知らぬ男
エマ
がしりと掴まれた腕を振り払おうとしたとき、
ヴィクトル
ヴィクトル
コメント
2件
コメント失礼します!ヴィクトル推しで見た瞬間尊死になりかけました最高ででしたよ……