この作品はいかがでしたか?
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Eposode2 また、理想を唱える
一応、ご報告?というか設定なのですが この話は『不幸な君に数少ない幸福を。』の 少し前のときの話になっています。 prちゃんが暗譜学園に転校する前ですね。 後忘れている人もいるかもしれませんが atくんは多重人格(解離性同一性障がい)です。 では、余談も程々に。
今日は、いつもより
精神的に安定してたから、
部屋から出てきた。
学校に行く余裕とか、ないけど…
ak
ak
at
……怖い。
普通の日常会話なのに。
信頼してるのに…
また、壊れちゃう…?
ak
at
ak
ごめんね
迷惑かけてごめん
心配させてごめん
at?だめだよ
普通に振る舞わないと、心配かけるよ
あ…そう、だね
ak
ak
at
そう言って、akは家を出る。
…はぁ、怖かった…
…akと話すとき、俺は
いつも、顔色を伺っている気がする
殴られたり、怒鳴られたりするのは
極力嫌だから。怖いから。痛いから。
怒らせないように
反感を買わないように
拒まれないように
怯えながら会話を交わして
常に疑いながら接してる。
だって、傷つきたくないから。
at
普通なら、
今、学校に行って
普通に友達と話して、
授業受けて、
楽しく過ごしてるのかな。
…俺って
なんで、こんなに普通じゃないんだろう?
もっと、普通の
愛される人だったら。
こんな思いすることもないのかな。
…嫌、そんなこと考えても無駄。
“普通でありたい”っていうのは
俺の理想でしかない。
口に出したって、思ったって、
理想も願いも届かない。
思いは報われない。
そんなこと、俺だって知ってるのに。
それでもなお、理想を唱え続けてる。
叶わないってわかってるのに。
at
ぽつり、と呟いた言葉は
静かな空気に殺されるように
溶けていった。
♡300 (現在日時2024/07/1517:34 この時点で♡が500言ってないので 少しハードルを下げました! 駄作に500も押す価値ないんですけど もちろん三百も多すぎますけども 話すことないから終わりましょうか)
ストック
コメント
2件
あっちゃん…いつかその理想が叶ってほしいよ…