太
寝顔が……
太
之は又愛らしい…
春雨
……さん
春雨
母さん……
春雨
絶対に……
太
……私じゃないんだけどねぇ
太
どうしたら気づくのか……
太
唯、、
太
今はこの距離感が丁度善い
太
君が真実に気づくまで
太
何年でも待つよ
翌朝
春雨
……
春雨
嘘だろ……
春雨
男同士で、
春雨
しかも太宰とッ…!?
太
起きたのかい?
太
昨日のことは覚えているかい?
春雨
……なんのことですか?
太
惚けても無駄だよ?
太
既に行為してしまったし、
太
私は君に対して好意を抱いている
太
…………
太
付き合わないかい?
春雨
生憎自殺はしない主義なので
太
恋人になるということだよ!?
春雨
………
春雨
無理です
太
そうかい……
太
理由を聞いても善いかい?
春雨
男と付き合う趣味はないので
太
…解ったよ
太
ただ私は君をこれからも抱くかもしれない。
太
"男"だからね
春雨
………
太
戻りましたー
国
随分遅かったな…?
国
仕事はどうするつもりだ
太
敦くんがやってくれるってー!
敦
はぁ?太宰さん!?
「私はこれからも君を抱く」
春雨
……
太
春雨?
春雨
な、
春雨
なんでもないですっ!
春雨
……はぁ
太
春雨?
春雨
な、なんです!?
太
そんな顔しなくても…
太
ね、抱いて善いかい?
春雨
殴りますよ?
太
本気なんだけどなぁー
春雨
本当五月蝿いなぁ…
春雨
今日も帰るの遅くなった…
ざわざわ
春雨
は、?
春雨
俺の家燃えて…?
春雨
真逆俺の家を燃やして
春雨
自分の家に泊めようと太宰が?
太?
君がこの家の持ち主か…
太?
あまり身長が伸びてないね…
春雨
は?お前誰だよ?
春雨
もしかして俺の家燃やしに、
太?
太宰だ
春雨
は?
太?
君のよく知っている
太?
憎き包帯無駄遣い装置だよ
春雨
は?
春雨
お、お前が?
春雨
だって背格好も全然違う…
太?
善いのかい?
太?
私の前では僕じゃなかったのかい?
黒いコートから伸びる手は
俺の顔に手を伸ばした。
春雨
(あれ、意識が…)
春雨
(このまま死ぬのか…?)
コートから出た彼の手には
包帯が巻き付いていなかった
春雨
(まずい、電話、!)
春雨
誰でも善いからっ
春雨
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通話
00:00
春雨
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通話
00:00
太
もしもーし
太
って春雨?
春雨
太宰さんっ!?
春雨
だって目の前に居るのに…!?
太
春雨!?
春雨
太宰さ、
春雨
助けっ
ブチッ
太
…もう1人の私?
太
数年前の模倣犯か…
太
……私を本気で怒らせるとは
太
死にたいって言ってるものじゃないか
電話の切れる音と共に
私の堪忍袋は切れたしまった。