幼い頃から、人間が好きだった
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
いつか、人間界に行くのが夢だった
でも周りは違かった
もぶ1
もぶ1
⚡️(幼少期)
学園に行くたびに寄せられる冷たい視線
コソコソ言われる陰口
⚡️(幼少期)
勿論思ってるだけで口には発せない
もぶ2
もぶ2
もぶ1
⚡️(幼少期)
だから俺は
逃げたんだ
⚡️(幼少期)
唯一理解してくれるのは両親だけで
頭のいい兄をいい学園に入れる為必死こいて共働きしている
⚡️(幼少期)
そんな現実なら逃れるように何時ここに居る
人間界の本をもって
⚡️(幼少期)
幼馴染の🍪さん
猫に化けれないらしく、学園では虐められてるって聞いていた
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
それでも人間界に行けば救われる
ずっとそれだけを思って生きていた
でも現実は…
そうも甘くなかった
⚡️(幼少期)
“信者撲滅法”
人間を信仰している怪異を世から消すという法律
⚡️(幼少期)
そんな法律に両親と兄は殺された
別に両親と兄は人間を信仰してない
ただ俺を理解してくれただけで
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
家は燃やされ、家族も殺された
左目も怪我で使い物にならない
⚡️(幼少期)
ただえさえカーストの低い鬼の族だ
この世界では死んでもいい命だろう
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
もぶ1
もぶ2
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
ボロボロな身体ではそんな走れなくて
家族が死んだ光景が目に浮かぶ
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
雨の中泣きじゃくってた時
ふと、声がした
おとうさん… っ"、おかあさん…
⚡️(幼少期)
その声は弱々しくて …
誰かに助けを求めてた
⚡️(幼少期)
起き上がらなかった体を無理矢理に起こして俺は走った
とりあえず本能に従って走った
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
無我夢中で走って辿り着いたのは
人間界に通じる鳥居だった
⚡️(幼少期)
いきなり走ったからか、怪我が傷んだ
でもそんなの気にしてられなくて鳥居に近づいた
その時、視界の端にピンク髪が写った
⚡️(幼少期)
🍪(幼少期)
顔を真っ青にして震えてる🍪さんを見て思わず声を掛けてしまった
⚡️(幼少期)
振り向いた彼女は涙いっぱいの目でこちらを見つめていた
🍪(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
よく見れば🍪さんの腕や顔には痣がある
⚡️(幼少期)
🍪(幼少期)
🍪さんも俺がここに居るのを疑問に思っているのか
困惑、って感じの顔をしていたので座って話し合うことにした
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
話し始めたは🍪さんは泣いてしまった
⚡️(幼少期)
でも俺は震える彼女の背中を摩ることは出来ずに
ただ見てるだけになってしまった
🍪(幼少期)
⚡️(幼少期)
俺は、彼女に手を差し伸べた
⚡️(幼少期)
彼女と人間界に行けば、少しでもこの世界に抗えるかもしれない
⚡️(幼少期)
🍪(幼少期)
目を見開いた彼女は少し戸惑いながら
手を取った
どさっ …!
🍪(幼少期)
⚡️(幼少期)
幼い頃沢山本で読んできた場所
⚡️(幼少期)
🍪(幼少期)
何度見返したことか、人間界のことなら少し自信がある
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
ブォン …( 車
🍪(幼少期)
🍪(幼少期)
憧れてたといえ幼い俺には未知でもあり少し怖かった
⚡️(幼少期)
🍪(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
でも、怖いと同時に俺は
⚡️(幼少期)
憧れてた人間界に来れたという興奮が強かった
???
その時後ろから、見知らぬ声が聞こえた
🍪(幼少期)
⚡️(幼少期)
???
俺が睨んでるのに気付いてか、別の理由がは知らないが
名前を教えてくれた
🦖(幼少期)
🦖(幼少期)
🍪(幼少期)
🍪さんは目の前の“人間”に怯えてるのか
顔は真っ青だった
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
そんな🍪さんと比べて俺は凄く興奮していて多少口が悪くなっていたかもしれへん
🍪(幼少期)
🦖(幼少期)
🦖(幼少期)
そういう貴方の顔はびっくりするほど
暖かくて優しかった
🍪(幼少期)
🍪(幼少期)
そこに惹かれたのか、🍪さんも少し警戒を解いたみたいで
🦖(幼少期)
🍪(幼少期)
⚡️(幼少期)
ホッとしていた
🦖(幼少期)
⚡️(幼少期)
怪我、というのは腕とかの痣もそうだけど
1番は潰れた左目だと思う
⚡️(幼少期)
🦖(幼少期)
🦖(幼少期)
でも貴方は優しく笑って手の差しのべてくれた
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
⚡️(幼少期)
久しぶりに 、笑えた気がした
コメント
4件
いやほんと壮絶すぎるやん… 左目潰れてるってまじこわ