すまない先生一行は2階へと続く階段を駆け上がっていた
すまない先生
ミスター赤ちゃん
何故か2人はテンションが高いらしく、満面の笑みで階段を駆け上がっている
が
3階へ向かう階段はそこには無かった
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネが言いづらそうに言葉を切り出す
メガネ
メガネ
メガネ
メガネ
すまない先生
メガネ
ミスター赤ちゃん
メガネ
すまない先生
すまない先生
メガネ
メガネはほっと胸を撫で下ろす
すまない先生
メガネ
2F
このフロアも人気が少なく進みやすい階となっていた
すまない先生
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネ
すまない先生
すまない先生
メガネ
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネは嬉々としながら語る
ミスター赤ちゃん
赤ちゃんは「理解できない」と言わんばかりにヤレヤレという動作をした
その瞬間メガネが赤ちゃんの肩を掴む
肩にめり込みそうな程の力で押さえつけている
メガネ
メガネ
メガネの目には怒気が篭っていた
メガネは人が変わったかの様に鋭い視線をミスター赤ちゃんに向ける
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんは震えながら親指を立てる
メガネ
メガネ
メガネ
そう言ってメガネは赤ちゃんから手を離す
そしていつも通りのおっとりとした表情に変わった
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんは先程の恐怖の余韻が残りつつも再び前を向いた
暫くしてメガネが再び口を開く
メガネ
メガネ
すまない先生
すまない先生
すまない先生は此処に来た口実を考えておらず、あたふたと怪しい動きをする
メガネはすまない先生の怪しい動きに「変なの…」と言わんばかりの視線を向ける
すまない先生
メガネ
メガネがすまない先生に疑念の目を向ける
すまない先生
メガネ
メガネが完全に此方に敵意を向けようとする
すまない先生がギクリと肩を上げる、そして視線を空に泳がす
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんがこの状況に焦りを感じたのか勢い良く声を上げる
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんは咄嗟に思いついた口実を声に出す
…………………
……………………
……………………
あまりにも恐ろし過ぎる沈黙が走る
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生も思わず眉間に皺を寄せる
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんは顔を俯かせ、遺言を考え始める
先程まで黙り込んでいたメガネが口を開く
メガネ
メガネ
メガネが次口に出す言葉に身構える
すまない先生とミスター赤ちゃんが目を瞑った瞬間
メガネ
メガネは今までに無い程に目を輝かせ、此方に興味を示している
ミスター赤ちゃん
随分と拍子抜けな返答に変な声が口から漏れる
メガネ
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんはキリッとした表情で返答する
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は少し困った様な表情を浮かべたが、攻撃をされたりする事は無いと分かり安堵の息を吐いた
すまない先生
すまない先生
メガネ
メガネ
メガネは子供の様な表情でねだる
すまない先生
すまない先生
一瞬返答に困るが、赤ちゃんと踊り狂う事を承諾する
メガネ
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
3階への階段着
ミスター赤ちゃん
すまない先生
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネ
すまない先生
メガネ
そう言ってメガネは階段を登り出す
ミスター赤ちゃん
そう言って赤ちゃんも階段を登り始める
すまない先生
すまない先生が階段に足を掛けようとした時
背後から気配がする
すまない先生
一瞬背後に視線を向ける
すまない先生
背後の気配はスッと身を潜めたかの様に消える
すまない先生
すまない先生
そう言って視線を階段へ戻す
そうしてすまない先生も階段を登り出した
暗い一直線の通路に出る
3F
人気は無い、自らの足音のみが響く
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネ
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター赤ちゃん
再び3人は視線を前に向け、歩き出す
すまない先生
メガネ
メガネ
ミスター赤ちゃん
すまない先生
一直線
余計な物は1つも無い通路
そこに響く3人の足音
その背後から迫る1つの音
3人はその音に気がついていなかった
すまない先生
すまない先生
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生が立ち止まる
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生と赤ちゃんが壁に寄りかかる形で座り込む
メガネ
そう言ってメガネも壁に寄りかかる
???
???
暗闇からそんな声が響く
その瞬間
カキンッ
地面に何かが落ちる
シュゥゥゥゥゥゥゥ…………
地面に落ちた何かが音を立て始める
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
メガネ
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生が赤ちゃんとメガネの手を咄嗟に引く
2人の手を引き、すまない先生が爆弾から遠ざかる
その瞬間
ボガァァァァァァン
爆弾が盛大に爆発する
すまない先生
爆発が当たるスレスレで回避する
爆弾が飛んできた方向は爆弾の煙によってよく見えない
ミスター赤ちゃん
???
煙の先から声が響く
その瞬間
バヒュン
銃弾が空気を切り、すまない先生へ飛んでくる
銃弾が当たるスレスレで回避をする
すまない先生
すまない先生
メガネ
メガネが2人の手を引く
地面を蹴り、背後から迫る脅威に距離を置く
足を止めてはいけない
止めたらそこで終わりだ
相手は何を持っているか分からない
そんな恐怖がある以上は逃げ続けないければいけない
3人は爆発が起こった通路を走り、逃げ続けていた
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんは恐怖で声が震えている
メガネ
メガネ
メガネ
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
メガネ
すまない先生
すまない先生が足を速める
背後から此方を追ってくる気配を感じる
???
バヒュン
すかさず此方へ銃弾が飛んでくる
だが走りながら撃つのは至難の技だ、いくら相手がプロであろうと難しいのは変わらない
銃弾は此方に掠ることもなく飛んでいく
ミスター赤ちゃん
メガネ
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
メガネ
メガネ
メガネはそう言った瞬間敵がいる方向へと走っていく
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
すまない先生
メガネが飛び去って行った方向に目を凝らすが、廊下が暗すぎてよく見えない
数十秒が経った頃
暗闇の方からメガネが帰って来る
メガネ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
メガネ
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
メガネ
メガネ
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネ
メガネ
メガネはすぐ近くの階段を指差す
そうして3人は階段を上がり始めた
???
???
???
???
???
???
???
???
1人の男は立ち上がり、階段へと向かう
4F
このフロアは比較的狭く、エレベーターのある5階までは後少しであった
ミスター赤ちゃん
メガネ
すまない先生
メガネ
メガネは少し照れながら頭を掻いている
メガネ
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネ
メガネ
5F
エレベーターがあるフロアに到達
すまない先生
すまない先生
メガネ
メガネ
そう言ってメガネはエレベーターのボタンを押す
ウィーン
ドアが開く
その中に3人が次々と乗り込む
エレベーターの扉が閉じる
そしてエレベーターは最上階へとグングン進んで行った
メガネ
すまない先生
流石はこの街で1番大きいビル、最上階から見る景色は圧巻の美しさであった
ミスター赤ちゃん
すまない先生
メガネ
メガネがフワァッとあくびをする
すまない先生
メガネ
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
メガネ
すまない先生
ミスター赤ちゃん
メガネ
メガネ
メガネが少し驚いた様な表情をする
すまない先生
すまない先生
???
???
エレベーターの方から背丈の高い少年が現れる
メガネ
メガネ
メガネ
メガネがエレベーターの方に立つバナナの少年に問い掛ける
黄華
黄華
黄華
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
金峨
黄華
黄華
金峨
金峨
黄華
金峨
すまない先生
すまない先生
すまない先生が一歩金峨から遠ざかる
すまない先生
金峨
金峨
金峨
黄華
黄華
黄華
黄華がすまない先生達を指差す
金峨
金峨
金峨
金峨
すまない先生
金峨
金峨
金峨
金峨はそう言って長い前髪を掻き上げる
そこからは見慣れた少年の顔が覗いていた
コメント
8件
マネーがすごく可愛い...( ´ཫ` )なんか甘えてそう0(:3 _ )~
やっぱりメガネはマネーか…w 性格真反対すぎるわ… 最後のシーンカッコ良すぎる、!
わーほわほわ系?!