友達以上

友達以上

生徒会パロです 青黄です

もうすぐ全校生徒が待ちに待った文化祭 生徒会はこの時期準備に追われて とてつもなく忙しい

その上テストもあり、 本当に毎日が忙しい

それを言うと、僕の恋も忙しい

莉犬くんはきっと早く帰る必要なんてない 莉犬くんは僕がるぅとくんの事好きなの知ってるから 僕達2人の時間を作ってくれたんだと思う

るぅとくんは小学生から同じ学校で、 僕が好きな人

るぅとくんは生徒会長だから 大人しく冷静な態度で振舞っているけど、 学校を出たら気が緩むのか、小学生みたいになる

そこが僕は好きだ

友達としてじゃなくて、 恋愛的に

るぅとくんの手から僕の手に じわじわと体温が伝わってきて、 僕の心臓はどくどくと高鳴っている

るぅとくんと手を繋ぐなんて小学生の頃は 何回もしていたはずなのに、 今はとても緊張する

るぅとくんは突然の僕の質問に 戸惑っているように見えた

るぅとくんが恋人が良いと言ってくれた瞬間 僕の目から何滴もの涙が溢れてきて 止まらなくなった

小学生の頃は何にも考えずに軽く 言ってたるぅと君への「大好き」

まさか本当に大好きになるなんて 思ってもいなかったあの頃

ずっとるぅとくんにとって 僕は、友達以上、恋人未満だと 思っていた

僕の片思いだと思っていた

なんなら今日は振られるかもなんて 思っていた

だから勇気を出して 自分の気持ちをるぅとくんに言って良かったと思う