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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

.......

開始1シーン目で

主人公が死ぬ物語でも始めようか

((トンッ

((ドボン

まぁそんな事は

どうでもいいのだ

.......パチッ

私は海に飛び込んだ

はずだったのだが

なんで生きてるんだ.....

辺りを見渡せば

1面薄暗い畳の部屋

(ここに自〇出来そうな道具はない)

私は死を求めて下の階へ向かった

((ガチャッ

どこ、ここ.......

(図書室か.......?)

((カタン

.......

机に置いてあるナイフ

ナイフ.......

そう口にすると共に、吸い寄せられるようにナイフを首に当てた

ザシュッ

.......もっと深くいないとだめか

少し首にくい込んだ刃を

さらに押そうとした

???

おいッ!!!!

???

やめろッ!!!!

その時だった

.......

ナイフを持ったままの両手を抑え込まれ

強い眼差しを向けられた

.......(これ、床ドンってやつ?)

???

お前.......

???

こんな事するな!!!

???

死んだらどうするんだ?!

(いやそれを狙ってたんだが)

???

自分から命を断つような事はするな!

(他殺だったら良いのかよ)

???

.......

???

理由を聞くつもりは無い

.......

???

.......俺は鶴蝶だ

鶴蝶

好きに呼べばいい

(聞いてねぇよ.......)

鶴蝶

首から血が出てる

鶴蝶

手当てするから着いて来い

(手当てなんかしたら治るじゃん.....)

まぁ、また切ればいいや

なんて、彼の背中を追いながら、 心の奥で呟いた

梵天を愛した私は死を願う[完]

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