ダンガンロンパ déception 第2章 哀しみLOVERS (非)日常編

あれから僕たちは 無言で別れ、 僕は今自室にいる。

人の神経を逆撫でするように、 他人の過去を暴くなんて。 しかも、僕に関しては でっち上げられた デマだったし。

口に出しながら自分に 言い聞かせているうちに 眠りに落ちていく。

まただ。 またあの声だ。

……? この前と言っていることが違わないか……?

やはり、所々が途切れて上手く聞き取れない。

答えてくれては いるんだろうけど…… 肝心なところがノイズのような物が入っていて聞こえない。

モノネコの言った 【君のクラスメイトに 何かあった】 その言葉を聞くなり 僕の身体は 自室を飛び出していた。

嫌な予感しかしない。 心がザワついて収まらない。

勢いのまま扉を開けると……

誰かとぶつかってしまった。

僕は雪野さんに連れられて ある場所にむかった。

雪野さんに連れられて 来た場所は​────。 2階の屋内プールだった。

そこにいたのは……

そこで殺されて 亡くなっていたのは​─────

底に沈んでいて分かりづらいが そこにいたのは……

超高校級の華道家、 花野華澄さんの遺体だった。

そうして、モノネコに呼ばれた他の皆が続々と集まってきた。

そう言うと、 須藤くんはプールに飛び込み、 花野さんの遺体を 抱えて戻ってきた。

花野さんの遺体を須藤くんから受け取り、抱えながら 姫川くんは 泣きながら叫んでいた。

その後僕たちはそれぞれ 捜査することになった。

こうして、気を失ってしまった 姫川くんを僕らは 寝かせてあげた。

遺体とは言えど女子の身体に触る訳には行けないので、 ここは神田さんに任せよう。

そう言って神田さんは とあるファイル… モノネコファイルとは違った ファイルを僕に渡した。

僕は渡されたファイルを 見てみる。

希望ヶ峰学園 新入生 超高校級の霊能者 ……

遺体を調べることも 出来ないので、僕は化学室の 準備室にやってきた。

綺杜くんが言った通り、 頑丈に施錠されていた 薬物棚のガラス戸が 空いている。

綺杜くん、聞いて欲しくなさそうだなと思って僕は次の場所に向かった。

1階の倉庫前の廊下。

そうして僕は 赤い扉に向かった。

そういって、みんなを待っていると……

人見知りで、 姫川くん以外の人が怖くて、 でも優しい彼女はもう居ない。 姫川くんの愛した彼女は ここにいるみんなの中の誰かに 殺されてしまった。

また起きてしまった… 僕らの中に 花野さんを殺した犯人がいる。

その犯人を見つけ出さなければ 僕らが死んでしまう。

やらなければ。 彼女の無念を晴らすために。 彼の哀しみを 少しでも少なくするために。

​──もうこれ以上、 犠牲を 増やさないようにするために。

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僕の言いかけたことに 綺杜くんは気づいて 賛同してくれた。

そして数十分後

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櫻木夢希 12票

𝐆𝐚𝐦𝐞 𝐨𝐯𝐞𝐫 ｻｸﾗｷﾞﾕｷｸﾝｶﾞｸﾛﾆｷﾏﾘﾏｼﾀ。 ｵｼｵｷｦｶｲｼｼﾏｽ。

超高校級の組長 櫻木夢希おしおき 人はサクラギ、 人はブシ。

櫻木くんがおしおきされ、 姫川くんはその場に倒れて気を失ってしまった。 僕達はそんな姫川くんを運んで それぞれ解散した。