テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
いいところ
stxxx BL 桃青 大学生パロ 他🍜出てきます
久しぶりに外に出た
通り過ぎる人が驚いた顔で 僕の方を見る
そんな目で見ないでくれよ
僕は今日から帰る場所がないんだ
そう思いながら大学へと足を運んだ
青
友達の隣の席に腰をかけて あいさつをした
桃
桃
桃
青
笑顔で久しぶりと言ってくれる
だが優しい彼も驚きはする
ちらちらと申し訳なさそうに僕を見る
青
そう言いながら皆が気にする 顔の傷を撫でた
すると人を気遣う気のない笑い声が 背後から聞こえる
赤
赤
赤
青
青
別に気にしてはいないが 少し冷たくあしらった
赤
赤
青
青
冗談っぽく笑った
みんなが僕を見るのは 顔を派手に怪我してるから
大きなガーゼや眼帯は 相当ひどい怪我を連想させるのだろう
そして赤くんが笑ったのは 僕をよく知っているから
この傷が恋人につけられたものだと 察したのだろう
僕はよく恋愛事で傷を作る
桃
桃くんは優しく聞いてくれる
青
青
自分が浮気したくせに 別れたくないとか意味がわからない
青
青
桃
彼の問いかけに肯定するように頷くと 赤くんはえぐ!と声を出した
赤
赤
青
青
2人はいまいち 状況が掴めていないようだった
みんなが黙って少しの沈黙の後
2人で呆れたような仕草をした
赤
青
軽く頷きながら答えると またしても2人は呆れてるようだ
青
青
僕は赤くんの目を見てお願いした
赤
きっと嫌なんだと思う
彼は仲のいい友人と 2人で暮らしているから
そしてその相手と僕は元恋人だった
うーんと首を捻る赤くんの横で 桃くんが声を出した
桃
青
まさかの意外な提案に 間抜けな声が出てしまった
桃くんは友達
と言っても赤くんとは少し違う
桃くんはいい人すぎるから
それにいままで家がなくなっても 彼の家に泊まったことはなかった
なんとなく住む世界が違うと思ってた
青
桃
僕の心配なんかないように 彼は普通に頷いた
青
素直に感謝を伝えると微笑んだ彼の顔は 少し嬉しそうに見えた
その後僕を家に止めなくていいと 決まりテンションが上がった赤くんと
なぜか機嫌がいい桃くん
3人で話をしたり授業受けたりして
その日は桃くんの家に帰った
桃くんがお風呂に入ってる間 僕はスマホで物件を調べる
いつも通り赤くんの家に泊まっていれば 遠慮なんてしないが
今回は早くここから 出ていこうと思っていた
桃
青
青
桃
桃
青
なんとなく桃くんの顔が見れなくて 背を向けたまま手を動かす
桃
青
桃
青
顔を見ずに適当に返事をした
すると桃くんが 僕の顔の向きをぐいっと変えた
桃
いつもの感じじゃなかった
青
泊めてもらってるのに さっきの態度は失礼かもしれない
素直に謝罪をすると 桃くんは僕と向かい合うように座った
桃
桃
青
予想外だった
いつも僕の心配はしてくれるけど そーゆー話はしなかった
青
青
空気を重くしたくなくて へらへらしながら答えた
桃くんは少し真剣な顔になって 寂しそうな声を出した
桃
よくわかんなかった
桃
桃
桃
桃
桃くんの気持ちが同情なのか 本気なのか
何にもわからないよ
ただひとつだけ違うのは
青
青
ごめんね桃くん
理由がないなんて嘘なんだ
僕は君みたいに 綺麗に生きてきましたって
何にも苦労しませんでしたって
家族を無条件で愛していそうで
無性の優しさを振り撒く
そーゆー人が大嫌いなんだ
だって僕いい子じゃないから
世間一般的にいういい人が そばにいるのが耐えられないんだ
そーゆー人は眩しすぎて
僕の汚いところも
苦労してばっかで
家族と仲良くできなくて
優しさにも対価が必要で
全部浮き出してくると思う
そしてそれをきっと理解できない
桃
桃
桃
桃
そーやって指を折る君に言いたい
僕は今君の良いところが1つも言えない
君の優しさは決して長所じゃない
無意識に僕を傷つけるんだ
今もなおこんな僕が大嫌いなんだ
それは君のせい
だから僕は君が嫌いなんだ
意味わかんなくてごめんなさい
コメント
3件
すき!!!((〜🎵ラブソースウィート テンテテンテンテテン...