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またまたサイッコーでした !! タイトルの伏線回収 … ?というかなんというか … もうほんっとに最高すぎて声もでぇへん … ! 次のやっくんの連載も無理せず頑張ってね ! 応援しとるで( by 北さん )
完結おめでとう!! そして連載お疲れ様てした‼️ 北さんの赤面はヨダレが出ます🤤 たどたどしいの最高すぎる🤦🏻♀️💞 時間で表すのがより私達もその場にいる⁉️みたいな感じがしてがち鳥肌級にすき😘😘😘 てまりちゃんもゆっくり自分のペースでね⁉️無理しないでね⁉️
久しぶりに茜色の空の下を 歩いた気がする。
夕日を背負って歩くと 前に2つの影が伸びていた。
南野絵理
北信介
なんて話していると、
突然自転車のベルの音が 耳をつんざいた。
驚いた私の腕を 引いてくれる北くん。
私はよろけて そのまま北くんの胸に
ダイブしてしまった。
「端歩けやボケ!」なんて おじさんが怒鳴っていたけど、
正直構っていられる 余裕はない。
バクバクと耳に響く振動は 私の心臓か、
はたまた北くんの…。
南野絵理
すぐ離れようとすると
北くんの左手が 私の後頭部に添えられた。
優しく押され、額が再度 北くんの肩口に触れる。
心臓が張り裂けそうな 早鐘を打つ。
北くんに握られた方の手が 酷く熱かった。
南野絵理
北信介
北信介
声を振り絞って呼ぶと、
名残惜しそうに 両手が離れていく。
おずおずと顔を見上げると、
北くんは怒ったような 困ったような顔で
目を逸らしていた。
私と北くんの頬の赤が、 夕日のオレンジに溶ける。
北信介
人気の少ない路地に、 2人立ちつくす。
北信介
南野絵理
北くんが驚いたように こちらを見て、目が合う。
南野絵理
次は私が俯いて目をそらす。
恥ずかしさで どうにかなりそうだったから。
南野絵理
北信介
北くんが息を飲む音が 頭上から聞こえる。
一拍置いて北くんの右手が
恐る恐る私の左手を取った。
北信介
南野絵理
北信介
南野絵理
会話すらたどたどしく、
でも一言一言しっかり紡いで。
北信介
北信介
南野絵理
南野絵理
感極まって目が潤むと、 北くんは優しく微笑んだ。
握られてる手を そっと握り返す。
私の頬にもう一方の手が 添えられた。
北信介
南野絵理
北信介
唇が触れるまであと───
1 s e c ____ .
fin