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心の内側

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心の内側

1 - みんな本当にエクスターミネーションお疲れ様!!ということで

♥

248

2024年07月22日

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チャーリー

みんな本当にエクスターミネーションお疲れ様!!ということで

チャーリー

乾杯!

エンジェル

イェーイ!!

ヴァギー

お疲れ!

ルシファー

よく頑張ったなチャーリー!

チャーリー

ありがとうパパ!

チャーリー

…?あれ?

ルシファー

どうしたんだ?

チャーリー

その...アラスターどこにいるか知らない?見当たらないわ…

チャーリー

みんなで乾杯したいんだけど...

ルシファー

知らんな

ルシファー

ひとりでいじけてるのではないか?

チャーリー

なんで?

ルシファー

アダムに負けたからとかか?

チャーリー

うーん…困ったな…

チャーリー

全員揃った方がいいのに…

チャーリー

パパ…悪いんだけどアラスターの部屋に行って様子を確認してくれない…?

チャーリー

私が行ったら簡単に追い返されちゃいそうで...パパなら上手くできそうだし!

ルシファー

あいつの部屋にかぁ?

ルシファー

ほっといても出てくると思うぞ?

チャーリー

そこをなんとかお願い!みんながいたから勝てたの!1人でも欠けていたら今回のようにはいかなかったわ...

チャーリー

お願いパパぁ...((キュルン

ルシファー

あぁわかった!!パパが行ってやろうな!

チャーリー

ありがとうパパ!!

アラスターの部屋に向かう

ルシファー

ふむ...確かやつの部屋はここだったな...

ルシファー

ドンドン

ルシファー

おいベルボーイいるんなら出てこ...

ルシファー

ん?

廊下の奥にアラスターらしき姿

ルシファー

おーい!ベルボーイ!

ルシファー

...チッ

アラスターのところへ移動する

ルシファー

おい!無視するんじゃない!老化か?

アラスター

…あぁ…

アラスター

『これはこれは小さな陛下ではありませんか!』

アラスター

『ごめんなさい!あまりにも小さくて気づきませんでした!』

ルシファー

なんだ悪態をつく元気はあるんだな

ルシファー

チャーリーが心配してたぞ早く戻れ

アラスター

『生憎、今はひとりになりたいのですよぉ』

アラスター

『あなたこそ早く愛しの娘のところへ戻られてはいかが?』

ルシファー

私はチャーリーに頼まれて来たんだ!

ルシファー

お前が戻らんと話にならん!

ルシファー

ほら行くぞ!!

アラスター

『ほっといてください!』

アラスター

『私は少し自室で休憩をとるので。チャーリーにそう伝えといてください』

ルシファー

お前なぁ!

ルシファー

またそうやっていじけて…

アラスター

ルシファー

っ……

ルシファー

…気のせいかもしれんが…

ルシファー

…お前…

ルシファー

…やけに疲れた顔してないか?

ルシファー

考えてみればいつもよりは大人しいし…

アラスター

『は?にゃはっ!』

アラスター

『この私が?』

アラスター

『あなたの目こそかなり老化しているようですねぇ!』

アラスター

『まぁ強いて言えばいっぱい動いたので体力は消耗しましたが!』

ルシファー

別に誤魔化す必要ないぞ?

ルシファー

ここには私しかいない。肩の力を抜け

アラスター

『とうとうボケましたね?』

アラスター

『そもそも私が誤魔化す必要がどこにあるのですか?』

アラスター

『あなたの認知症で余計なお世話をかけないでくださ〜い!』

ルシファー

誰が認知症だ!!

ルシファー

普通に元気じゃないか!心配して損した!

ルシファー

早く戻るぞ!!

アラスター

『あなた話聞いていました?』

アラスター

『私は自室で休憩をとると言ったんです!』

ルシファー

だからチャーリーに何があろうと、どんなことが起きようとも連れ戻してこいと言われたんだ!!(言われてない)

アラスター

『しつこいですね!いい加減におひとりで帰ってもらえますか!?』

アラスター

『話が通じないんですか??』

アラスター

『っ……、』

ルシファー

お前…

ルシファー

(…元気はあると思ったが…)

ルシファー

(本当に疲れた顔…と言うよりは、しんどそうな顔はしているな…)

アラスター

『聞いてます?』

ルシファー

わかったよ

ルシファー

じゃあ戻るのはやめよう

アラスター

『は?なんですその言い方』

ルシファー

お前の自室に行こうか!

アラスター

『だから私は最初からそう言って…』

アラスター

『…その言い方…まさか一緒にじゃないですよね…?』

ルシファー

一緒にだ!そこで休憩をとろう

アラスター

『ふざけないでください!誰があなたなんかと…』

ルシファー

パチン

アラスターの部屋にワープする

アラスター

っ…は??

アラスター

ザザッ『お、お前何を…』

ルシファー

まぁまぁ、そんな不審そうな顔で見るな

ルシファー

ベッドに腰掛けて休もう!

アラスター

『なんであなたまで入ってくるんですか!!』

ルシファー

パンパン

ルシファー

ん!

アラスター

『…は?』

ルシファーが自分の膝を叩く

ルシファー

ニコッ!

ルシファー

ほら!いいぞ!

アラスター

っ…

アラスター

『まさか…』

アラスター

『ひ、膝枕とか言いませんよね…』

ルシファー

その通り!膝枕させてやる!

ルシファー

おいで!

アラスター

『ふざけるな!なんだその態度は!?』

アラスター

『私を子供だと思ってるんですか!?』

ルシファー

否定はしないな!

アラスター

『お前っ…!!』

ルシファー

ははっ!!

ルシファー

……なぁ…

ルシファー

たまには甘えてみないか?

アラスター

『は?』

アラスター

『甘える?』

アラスター

『いきなりなんなんですか?』

アラスター

『本当に頭大丈夫ですか…?』

ルシファー

いいんだぞー?おいで!"パパ"の腕へ

アラスター

『パ、パパ…?』

アラスター

『今…あなたに狂気を感じましたよ…』

ルシファー

はいはい良いから休みましょうね〜アラスターちゃん

アラスター

『だから子供扱いはやめてください!』

アラスター

『舐めやがって!!!』

ルシファー

ふむ…

ルシファー

…随分と怒っているようだが…

ルシファー

相変わらず口角は下げないんだなぁ…

アラスター

『本当になんなんですか…』

ルシファー

別に無理して笑わなくていいんだぞ

アラスター

ザザッ

アラスター

……

アラスター

『無理して…笑わなくていい…?』

アラスター

『あなたは…私の状況も知らずに』

アラスター

『よくそんなことが言えますね』

ルシファー

お前の心情くらい想像がつく

アラスター

『わかったようなこと言わないでください。』

アラスター

『あなたには理解できない』

アラスター

『できるはずがない!!』

ルシファー

そうか?自分の愚かさに嫌気がさしてるんじゃないのか?

アラスター

『黙れ!!何も分かってないじゃないですか』

アラスター

『帰ってください』

ルシファー

だから私は

アラスター

帰れ!!!!

ルシファー

っ…

ルシファー

…お前は…

ルシファー

お前は…何が気に入らないんだ?

アラスター

『…は?』

ルシファー

何でそこまで苦しんでいるんだ?

アラスター

『苦しんでいる?喧嘩でも売ってるんですか』

ルシファー

人に話すだけでも心が楽になるぞ?

ルシファー

お前を助けてあげたいんだ

ルシファー

話してみなさい

アラスター

『ははっ!チャーリーと同じようなこと言うんですね!!』

アラスター

『そもそもあなたは前提から勘違いしている』

アラスター

『私は疲れてもいないし無理して笑ってもない!!!』

アラスター

『あなたの理想だけの善意を私に押し付けるな!!!』

ルシファー

嘘を言うな

ルシファー

今のお前の笑い方は…不自然すぎる…

ルシファー

普段から自然ではないが凄く辛そうだ…

ルシファー

なにを取り繕ってる?

ルシファー

だから無理して笑わなくて

アラスター

無理してるんじゃない!!!!!

ルシファー

っ…!

アラスター

なにも、何一つ無理なんかしてない!!

アラスター

それをあなたが勝手に妄想を膨らましているだけだ!!

ルシファー

じゃあさっきの苦しそうな顔はなんだったんだ?

アラスター

苦しそうな顔なんてしてない!!

アラスター

お前はさっき笑い方が不自然だと言ったな

アラスター

じゃあどんな笑い方がお前の中の自然な笑い方なんだ!!?

アラスター

どうしたら自然に笑えるんだ!!

アラスター

勝手に決めつけるな!!!

アラスター

俺はなにも取り繕ってなんかいない!!

ルシファー

ルシファー

…それが…

ルシファー

涙を流しながら言う奴のセリフか?

アラスター

っ…う……

ルシファー

そうだね…

ルシファー

…ごめんな

ルシファー

…私が悪かったな

アラスターをやさしく抱きしめる

チャーリー

うーん…パパたちまだかしら…

ヴァギー

チャーリーもうほっときなよ

ヴァギー

みんなも酔っ払ってるし

チャーリー

でも…

階段から下りてくるルシファー

チャーリー

あっ!パパ!!

ルシファー

やぁチャーリー!遅くなって済まない

チャーリー

いいのよ!それで…アラスターは…?

アラスター

『ここにいますよ?チャーリー』

チャーリー

うわっ!?

チャーリー

もう!驚かさないでよ!心配したのよ!

アラスター

『にゃはっ!それはすみません!』

チャーリー

何してたの?

アラスター

『少し自室で仮眠をとっていただけですよ』

ルシファー

全く…迷惑な奴だ!

アラスター

『しょっちゅう鬱で引きこもるあなたに言われたくありませんね!!』

ルシファー

こいつ!!

チャーリー

ちょっと!喧嘩しないでよ!!

アラスター

陛下!

アラスター

…ありがとうございます…

ルシファー

…気にすんな…アラスター

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248

コメント

7

ユーザー

うぅ…すげぇ感動した…天才ですか?(天才だ) ルシファーが鬱になったバージョンも見てみたい…

ユーザー

アラルシがこうやって仲良くしてるの見ると何か感動しちゃうの私だけ……?(*꒦ິ³꒦ີ)

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