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#オリジナル
SUJ 一等海尉
85
あんず
あんず
〇〇
友達
〇〇
友達
友達
友達
友達
友達
友達
友達から急にそう言われ、断るか悩んだ。
自分はもうバレーには関わらないと決めたから。
でも少しだけなら…
〇〇
つい友達にそう言ってしまった。
友達
友達
〇〇
ーー試合当日ーー
体育館に足を振り入れた瞬間、懐かしい音が耳に響いた。
ボールが床を叩く音。
シューズが床を滑る音。
誰かの掛け声。
どれも、もう聞くことはないと思っていた音だった。
友達
隣ではしゃぐ友達の横目にうちは小さく頷いた。
〇〇
できるだけ、いつも通りに。
もうバレーなんてうちには関係ない。
そう思っていたはずなのに…。
コートに目を向けると…ボールを追いかける選手たちが見えた。
ーーあのボールは次、右に来る
そう思った瞬間、選手は右に動いた。
〇〇
思わず息を呑む。
友達
〇〇
うちは慌てて目を逸らした。
まさか、覚えているなんて
あんなに必死になっていた頃をーー
友達
友達の声に顔を上げる。
コートの向こうには見慣れないユニフォームを着た選手たちがいた。
友達
友達の声に、うちはコートへと視線を移した。
選手たちがそれぞれの位置につき、体育館のざわめきが少しずつ大きくなる。
やがて、試合開始を告げる合図がなった。
高く上がったボールを、一人の選手が力強く打ち込む。
ーー速い。
そう思った瞬間ボールは相手コートへと飛んで行った。
友達
隣で友達が声を上げる。
〇〇
うちはコートから目が離せなくなっていた。
体育館に響くボールの音。
シューズが床を擦る音。
選手たちの掛け声。
観客席から聞こえる歓声。
もうバレーなんて見たくないと思っていた。
テレビで試合が流れても極力見ないようにしていた。
なのに。
目の前で繰り広げられる試合から、どうしても目が離せなかった。
レシーブ、トス、スパイク
ボールがつながるたび、胸の奥が少し熱くなる
気がつけばうちは身を乗り出して試合を見ていた。
友達
友達の小さな呟きは体育館の歓声に紛れて消えた。
うちはその言葉に気づかなかった。
ただ、目の前の試合に夢中だった。
あんず
あんず
コメント
1件
第2話、読み終えました!体育館に足を踏み入れた瞬間に響いてくる「懐かしい音」——ボールの弾む音、シューズのきしむ音、掛け声…どれも“もう聞くことはない”と思っていた音だからこそ、主人公の心の揺れがすごく伝わってきました。体が勝手に次の展開を読んでしまう描写とか、気づけば身を乗り出しているシーン、すごくリアルでぐっときました。友達の「やっぱりバレー好きなんやな」が本人に届かないままなのも、なんとも切ない…!つづき、気になります!