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主
主
主
主
主
主
屋上で靴を脱ぎかけたそこに
ピアスの先客に声をかけてしまった
ないこ
りうら
りうら
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
先を越されるのが何となく癪だった。
ピアスの子は語る。
どっかで聞いたようなこと
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
俺の先を越そうだなんてッッ、!!
ないこ
ないこ
いふ
モブ女
奪われたことすらないくせに、ッッ
りうら
って
ピアスの子は消えてった。
ないこ
と靴を脱ぎかけたそこに
背の低い男の子
また声をかけてしまった。
ないこ
悠佑
背の低い子は語る。
クラスでの孤独を
悠佑
って
ないこ
悠佑
ないこ
俺の先を越そうだなんて、ッッ!
ないこ
悠佑
悠佑
と泣いて、
背の低い子は消えてった。
そうやって何人かに、
ないこ
ほとけ
声をかけて、
ないこ
ほとけ
ほとけ
追い返して、
俺自身の痛みは誰にも言えないまま
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子。
何人目かに会ったんだ。
白いカーディガンの子。
初兎
初兎
と言った。
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
思ってもいないこと
でも声をかけてしまった。
ないこ
初兎
初兎
あぁ。どうしよう、
この子は止められない
俺には止める資格が無い。
それでも、ッッ
ないこ
ないこ
初兎
って、
目を伏せたまま消えてった。
ないこ
ないこ
ないこ
邪魔してはくれないッッ、泣
カーディガンは脱いで、
ピアスを置いて
背の低い俺は。
今から
ないこ
主
主
主