青
黄くんの髪ってさほんと綺麗だよね
青
絹でも撫でてるみたい
生まれてこのかた髪を褒められたことなんてなかった
はじめてのこととなると少し驚いた
けれど青さんがお世辞なんて言うようには思えない
この髪も顔も体も別に好きな訳じゃない だからといって嫌いな訳でもないけれど、
黄
、そうですかね
青
ふふっ、笑
青さんの笑い声は子供のように無邪気でかわいらしい
けれどどこか悲哀を感じさせる
青
お世辞とでも思ってるでしょ、?笑
黄
えぇ、まぁちょっとだけ笑
心の中を読まれているみたい
ほんと不思議な人だなと心から思う
青
ほんとだからね、
青
すごく綺麗だよ
その言葉だけで胸が高鳴る
僕なんかにこの人はもったいないくらいだ
黄
ありがとうございます、
きっと彼は僕の気持ちを知らない
なんならずっと知らなくてもいい
僕は彼に重い重い愛という呪いをかけている
僕が死ぬまでこの呪いはとけないのだろう
いっそのこと彼が褒めてくれたこの髪も色を変えてしまおうか
彼のためにも、僕のためにもこの呪いはといておきたい
ずっと彼と一緒にいられるのなら友達でもいい
恋人なんていう枠組みにとらわれていたくない
青
ねぇ黄くん、、
青
黄くんは僕のこと、
彼は何か言いたげだった
途中で途切れさせられるとどうも気になってくる
黄
、、?
黄
気になっちゃうじゃないですか、笑
青
うーん秘密ッ!笑
僕を傷つける彼の存在は僕の痛み止めだった
黄
なんですかそれ笑
青
なんか恥ずかしくなっちゃったなー
お兄ちゃんのように接してきたつもりだった
でもどこか彼に惹かれていってしまった
彼の声を聞くと何故か嬉しいはずなのに悲しみの感情が沸き上がってくる
全部呪いのせいだと思っていた
この恋心を焼き殺せば二人とも幸せになれるのかもしれない
嫌いと言ってくれたほうが諦めがつくのにな、
青
好きだよ。






