彼女の家族に報告

えむの部屋は沢山の服が 散らばっていた

明日はえむと司が付き合って初めての デート…その後に2人の家族に 報告をし、えむの家へ泊まるが…

司の家族はまだしも、えむの家族に 話すのは相当大変なことだ あんなお嬢様の家に入る時点で 怖いが、司はえむの家族にどんな目で 見られるのかとても怖くて 緊張していた

コンコンコン

そしてデート当日

さっきからやたらと圧を感じる

楽しい時間もあっという間に終わり、 夕方になった… 遂にえむの家へ入るが、 とても緊張する…… 一方えむはなんの心配もなく、 いつも通り元気で早く彼氏を家族に 紹介したいようだ…

やっと玄関まで来れた と言うのも家はまるでお城のように 広い、そしてここに来るまで沢山の 人に睨まれ、罪悪感を感じながら やっとここまで来れた なので謎の達成感がどこかにある

ここに来るまで無意識に 手を繋いでいたのをやっと今気づいた だからあんなに睨まれていたのか… いやいやそんなことより最初から この空気をどうすればいいんだぁ！！

なんだか色々ごちゃごちゃに なっている気がする どうやって話せばいいのか…考えろ 考えるんだ…オレ…

えむ…感謝する！！！ 俺を救ってくれた命の恩人だ！！！ いや待て…まだ挨拶があるじゃないか 挨拶のセリフ忘れてしまったぁぁ… まぁいい、未来のスターだ…！！ ここはアドリブで頑張ろう！！

テーブルにみんなで座り、 オレとえむが隣に座る予定だったが 怪しまれたのか、 何故か1ＶＳ4になっている

そして右から見ていこう 不安でオドオドしてるお姉さんと ガン見で睨んでくるお兄さんと イライラしながらなぜかそっぽを 向いているお兄さん これは明らかに終わったな…

えむがこちらを向いて目で合図を 送っている気がする… よし！やっとオレの出番だ！！！

オレ…吹き出すほど 変なこと言ってしまったか！？ いや、大丈夫だ…冷静に行こう…

ちょっと子供っぽいか…？ お兄さんもまだ睨んでいるな…

随分と積極的だな… だが、オレも負ける訳にはいかん！！

お姉さんも、長男のお兄さんも 説得できた… あとは……

そう言ってお兄さんは思いっきり ドアを閉め、部屋に戻った オレ何か怒らすようなことでも… いや、あの人は元々ああいう性格だ

そう言って一日は終わった 楽しかったような、怖かったような 色々あったがお姉さんとお兄さんに 許可を貰えてよかった…だが…

まだ正式に次男のお兄さんに許可を 貰えてない 『未来のスター』だ！ ここは諦めずに何とか方法を掴んで 頑張るしかないな！ハハハハッ！！

それから司は晶介の前でどうにか ポイントを上げるために 気遣いをしたり、 えむのことを話したり 色んな方法をし、晶介を許可を 貰えるように頑張るが…… その話はまた今度！ 長いのに最後まで見てくださり、 ありがとうございました✨