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お姉ちゃんが殺されたのは
学校から帰っている時だった
学校から帰っている時
たまたまお姉ちゃんを見かけた
だから声をかけたんだ
陽音
って
でも声をかける前に気付くべきだった
お姉ちゃんの前に黒い影がいることを
グサッ
そんな鈍い音が聞こえた
少しの間何が起こったのか全く分からなかった
でもすぐ理解した
お姉ちゃんが黒い影に刺されたんだ
陽音
陽音
私はすぐにお姉ちゃんの元に駆け寄った
お姉ちゃん…?
お姉ちゃん…!?
お姉ちゃん!!!
ピーポー
ピーポー
ピーポー
救急車が来た時にはもう遅かった
お姉ちゃんは息をしていなかった
今でも鮮明に覚えている
徐々に冷たくなっていく手
小さくなっていく息の音
涙が止まらなかった
大好きなお姉ちゃんを目の前で殺された
その日からだろう
お姉ちゃんを殺したやつを探し始めたのは
絶対にこの手で殺したいと思ったのは
その日から私は高校を辞めた
お姉ちゃんを殺したやつを探すために
そしてそいつを殺すために
私は必死にバイトをしながら
貯まったお金で探偵を依頼したり
たくさんの武器を買ったりした
全てはお姉ちゃんのために