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アンナ・ヴァール

……?

この顔誰だろう

漆黒の髪に 濃いブルーの目

日本人形みたいな整った顔

アンナ・ヴァール

(ん?)

アンナ・ヴァール

日本人形((ボソ

つまり、生まれ変わり…?

前世の記憶____

私は日本人の女子高生だった

んー

アンナ・ヴァール

状況を整理しよう

現世の私はヴァノス王国 ヴァール領在住

領主ヴァール伯爵の長女 言わいる貴族だ

だが両親は領地の ヴァール領ではなく 王都の屋敷に 住んでいる

私が産まれる前からずっと___

アンナ・ヴァール

ふー……

アンナ・ヴァール

情報少なツ!

アンナ・ヴァール

(あれ、日記かな?)

ペラッ___

アンナ・ヴァール

(読めない……)

メイド

お嬢様……
訳のわからない文字を書いていらっしゃるわ……

メイド

おそろしい……

メイド

ただでさえ黒い髪で不気味だと言うのに……((コソッ))

アンナ・ヴァール

ねぇ

メイド

は!はい!

アンナ・ヴァール

本を読みたいの

アンナ・ヴァール

文字が知りたいわ

メイド

すぐに家庭教師を手配しますっ!!

アンナ・ヴァール

……

アンナ・ヴァール

(あんなに走らなくても)

アンナ・ヴァール

(会話ができてよかったわ)

文字を知った私は屋敷の書庫に入り浸り

絵本や歴史や政治の専門書まで情報を問わず読み漁った

ようやくこの地をおさめる王族の名や細かい地名 国にまつわる伝統を知ることができた

その結果___

アンナ・ヴァール

(私とんでもなく嫌われているのでは?)

という結論に落ちついた

もともとこの国は魔王を倒した勇者と聖女によって興された

その魔王が黒髪だったため、『黒髪は不吉』

悪の象徴とも言われている

アンナ・ヴァール

(メイドたちがよそよそしいのもこれが原因か)

アンナ・ヴァール

(両親たちもさぞ嫌っているのだろう)

アンナ・ヴァール

(ここ前世でプレイしていた乙女ゲーRPGの世界では?)

そこは剣と魔法の世界

光属性のつかえる庶民ヒロインが王立学園に入学し、

攻略対象たちと仲を深めながら強くなり魔王を倒すというよくあるストーリー

ちなみに私はヒロインに嫌がらせなどをするちょい役の悪役令嬢

と、ラスボスとして ヒロインと攻略対象に倒される

とりあえず魔物を倒してレベル上げてみるか

アンナ・ヴァール

あ、いたいた

魔法も使ったことはないけどどうにかなるだろう

アンナ・ヴァール

えい!

アンナ・ヴァール

(あ、倒せた)

アンナ・ヴァール

(なんか動きが軽くなった気がする)

アンナ・ヴァール

(レベル上げって体感するとこんな感じなのか)

アンナ・ヴァール

(燃えてきた(ง🔥Д🔥)ง)

アンナ・ヴァール

よーし頑張るぞー!

狩り尽くした

アンナ・ヴァール

(最近この辺りで魔物が見当たらなくなっちゃったな)

アンナ・ヴァール

(多少はレベルが上がっただろうし、効率も上げたい)

アンナ・ヴァール

……

アンナ・ヴァール

《成長の護符持ち》

アンナ・ヴァール

いざ、ダンジョンへ!

アンナ・ヴァール

(普通ならパーティーを組んで入るだろうけどまぁ平気だろう)

アンナ・ヴァール

(今なら平気で腕1本くらいはやせるし!)

ドルクネスダンジョンクリア✨️

それから私は

アンナ・ヴァール

《魔物呼びの笛》

アンナ・ヴァール

ピー!

来る日も来る日も

ただひたすら

効率重視のレベル上げに奔走した

そして15歳の春

王立学園に入学した

カチャ

イザベラ

本日からアンナ様付きのメイドになるイザベラと申します

イザベラ

よろしくお願いいたします

アンナ・ヴァール

聞いているわ

アンナ・ヴァール

よろしくね

イザベラ

いい出会いもありますし、_____________________________。

アンナ・ヴァール

(めっちゃ喋るやん)

アンナ・ヴァール

ありがとう。
今日は疲れたから寝るわ

イザベラ

使用人の部屋は1階にあります

イザベラ

なんなりとお申し付けください

アンナ・ヴァール

そう、おやすみなさい

イザベラ

おやすみなさいませ
お嬢様

学校にまでメイドがいるのか……

貴族みたいだな

いや、貴族か

入学式当日

アンナ・ヴァール

(マナーは笑われないくらいは身についてるし)

アンナ・ヴァール

(成長して少しキツめになったが
そこまで乱暴ではないはず)

アンナ・ヴァール

(やたら、視線を感じる)

アンナ・ヴァール

……

アンナ・ヴァール

(あぁ…この髪色か)

先生

えーでは新入生のレベル測定を行います

アンナ・ヴァール

(そういや私自分のレベルしらないな)

アンナ・ヴァール

(ゲームみたいにパネルに表示され
てるわけでもないし)

先生

○○○○○・○○○
レベル10

生徒

(*/ω\*)キャー!!

生徒

すげー!!

アンナ・ヴァール

(レベル10でこれ?)

アンナ・ヴァール

(なら目立たないようにするか)

アンナ・ヴァール

(目立たないのはレベル5?)

アンナ・ヴァール

(でも無理か)

先生

アンナ・ヴァール嬢

アンナ・ヴァール

。。。"8-(*o´'ω'` )oテコテコ

アンナ・ヴァール

( ´◎`)スー

アンナ・ヴァール

( ´д`)💨

先生

緊張しているのかい?

先生

大丈夫だよ。入学当時はレベル1でも大丈夫さ

アンナ・ヴァール

(違うそうじゃない)

ピピッ

先生

ヴァール伯爵家長女
アンナ・ヴァール
レ、レベル100…

アンナ・ヴァール

(あぁ……)

アンナ・ヴァール

(さようなら……
私の平穏な日々……)

悪役令嬢はレベル100

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