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タタン、タタン、タタン。
タタン、タタン、タタン。
電車は軽やかなリズムでゆれている。
あと10分で到着だ。
もうすぐ友達に会えると思うと、亮太はわくわくした。
四年生が終わった春休みに、亮太は父さんの転勤で引っ越した。
電車で2時間離れた町だった。
「引っ越すことになった。」と、言われショックで夜も眠れなかった日々を覚えている。
転校してから、1ヶ月がたち、仲の良かった一平と駿に会いに行く。
一人で電車に乗って、前の町へ行く。
いや、「行く」じゃなくて「帰る」だ。
一平と駿とは、4年、5年と同じクラスで、とても気があっている。
早く一平と駿に会いたい。
もうすぐ一平と駿に会えると思うと、亮太はわくわくした。