夏が終わりに近づいてきた9月 残暑が残り、少し湿気もあって過ごしにくい秋近かったあの日 あの人はいなくなった。 僕が身いっぱいの愛を注いだ人 人生を捧げて良いと思った人 あの日から……僕は変な感覚になる事が多くなった。 気持ちが擬音になる感覚 ウザったい
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
僕はボーッと、海を見つめる 海を見ると スイスイ スィー… 浸かってないのに冷たい気持ち でも、気持ちよくない 水に浮かんでる気分
秋の海、それは僕の心みたいに寒々しくなってる。 一緒に海で遊んだ夏の海、暑い熱いあの夏 今ではそれが嘘みたい 肌寒くなったこの空気が、空が、世界が、僕の肺を冷ややかす
ミツナリ
虚無虚無ぷりん
後ろから聲がした。 僕は慌てて振り返った。 彼はいなかった。
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
2日経った 僕は動く勇気が持てない ベッドでボーッとしてるだけ ぽけぽけ ぼー
虚無虚無ぷりん
時間が遅く感じる まだ20秒も経ってない でも日付が変わるのは早い、そんな感覚 ふわふわ ぷかぷか 何も考えられないから いつも宙に浮いてる気分 1日が楽しくない キンキン ザクザク 生きる気力が沸かない ずっとベッドでゴロゴロしてたい 何も……したくない………
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
いつの間にか寝ていた僕 ぽーぽー とくとく いつもの音が耳を打つ 時刻は2時 夜中 寝すぎて目が冴えた僕 パチパチ チラチラ
虚無虚無ぷりん
目元が痒い きっとまた泣いてたんだろう 夢の中では君が笑ってる ケラケラ ワハハ
虚無虚無ぷりん
見渡す簡素な部屋 ほとんど食べてないから結構痩せた お腹が空かない 何も考えたくない 人って人1人失うだけでこんなに怠けられるんだ 姿見の前に立って顔を見る そこには窶れた僕の顔 泣き腫らした目、クマ、青白くなった肌 酷いものだね
虚無虚無ぷりん
漏れた声 それが未練がましくて 置いてかれた事に腹が立って 寂しくて 淋しくて さみしくて 苦虫を噛み潰したような顔になった僕 酷い顔
今日は雨、 天気が良いので散歩に来た僕 何もしたくなくなってから雨の日が好きになった 雨音が…全部、全部掻き消してくれるような気がして… パラパラ シクシク 心は泣いてる雨模様 水玉模様の心が震える 虚無だ。 何にも変化を感じない 感じた所で意味が無い あの人がいないから うるさいうるさいヒトの声 あの人の聲だけ聴きたいのに 片目から一雫 僕の心は雨模様 天模様のあの人とは違うみたい
虚無虚無ぷりん
傘にトントンと雨が落ちる 僕はどんどんと堕ちる 寂しくて 淋しくて さみしくて
虚無虚無ぷりん
泣きたくて 哭きたくて この現実から目を瞑りたくて 唇を噛み締めて あの人に会いたくて 会いたくて ただただ会いたくて……
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
唇に血が滲んだ時、僕は帰った
2日経った ぐちゃぐちゃになった僕の部屋 掃除する気も起きない ドロドロ ぼたぼた 変に疲れてて 嫌な気分
虚無虚無ぷりん
ため息をすると楽になれる気がするのはなぜだろう ナニカに逃げてるようで…… 頭が疲れる この部屋には お揃いで買った ピアス ネックレス
服 カップ 家具 思い出
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
身体に浮遊感が走る 手足の先まで嫌な気分
虚無虚無ぷりん
そういや、全然グループに顔出して無いな SNSも全面休止して、何一つ見てなくて テレビすら見てない
少し……楽屋に顔出すか、
ミドナイ6
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
ベアー
クロシロ
ぼふっ…
なんで行くって決めたら行きたくなくなるんだろ…魔法だろこれ…
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
雨の日以外ずっと引きこもってたからこんなに暑いなんて……
ミツナリ
虚無虚無ぷりん
やっぱりいない 幻聴が酷いのかも、 止めよう止めよう…… 早く行かなきゃ、
虚無虚無ぷりん
都心部、… 賑やかだ
頭が痛くなる
虚無虚無ぷりん
虚無虚無ぷりん
クロシロ
クロシロ
ベアー
クロシロ
え、? なに…言ってるんだ、?
クロシロさんが持ってるのはただの白い箱で、え?ミツ君?それが? 嘘だ、嘘だ、? いや、嘘…なのか、?
クロシロ
ベアー
虚無虚無ぷりん
クロシロ
ベアー
『ミツが死んでるって事』
コメント
3件
書いてくれてありがとうございます! まさか!ミツくんが亡くなっていたなんて思ってなかったです!ビックリしました! 最高でした〜✨いつもありがとうございます
大変お待たせいたしますた