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花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
月咲
鏡の前で自分の髪と格闘する。 新しい制服に春の匂い。 今日は高校の入学式だ。
月咲
月咲のおばあちゃん
月咲
月咲のおばあちゃん
俺は玄関を出て、自転車で駅に向かう。
上手く行くって言うのは、 俺の女装のこと。 幼少期からゲイなことがコンプレックスで、男性と恋愛ができるように女装をしている。
そのうちバレて振られるのが オチだけど。 男性と恋愛できるだけで嬉しかった。
高校でも上手く行きますように、、、!
入学式
校長先生
月咲
久しぶりに出した高い声。 変じゃなかったか、と思い返していると、何故か周りがざわざわし始めた。
周りは中高一貫で入った人が多いようで、既にグループが出来ている。
女子A
女子B
女子A
...どうやらいい方向だったらしい。
俺は胸を撫で下ろした。
数日後の放課後
そろそろ部活決めないとだよな...
陽向
月咲
振り返るとそこには、黄色のネクタイをした穏やかな雰囲気の人が。 黄色のネクタイ、、、3年生だ、!
陽向
月咲
中学の時は吹部で、普通に楽しかったし大会でも結果は悪くなかった。
陽向
月咲
陽向
月咲
陽向
成瀬先輩は名前をメモに書きながら言う。
月咲
女装の姿を褒められてるのは分かってるけど、思わず顔が熱くなる。
陽向
月咲
俺は成瀬先輩の後ろをついて行く。 なんかいい匂い、、、? いやいや!!俺キモい、キモすぎる、、、
音楽室
陽向
成瀬先輩が大きな声で言うと、一気に部員さんの視線が集まってきた。
先に来てた二人の仮入部の人は、二人とも女子だった。
女子A
女子B
月咲
俺が頭を下げただけで、すごい拍手だ。 女子に興味ねぇんだけど、、、
陽向
月咲
陽向
みんな
🎶〜〜
三人で並んで座って、演奏を聴く。
高らかに金管楽器が鳴り響く。 その後木管楽器、、、と続いた。 すると、心地よくてずっと聴いていたいような音が聞こえてきた。 そのパートはトランペットのソロ。 見た目は冷たそうな感じなのに、音は滑らかで心地いい。 この音が、好きだ。
演奏が終わってから、成瀬先輩に あのトランペットが誰なのか聞くことにした。
月咲
陽向
月咲
思わず、心の中でガッツポーズをした。
陽向
月咲
瑞稀
岩崎先輩が後ろから見てることに気づかなかった。
月咲
陽向
瑞稀
陽向
瑞稀
どうやら二人だけの秘密だったよう。 そんな話、俺なんかが聞いてよかったのか? 俺は気まずい状況に耐えかねて口を開いた。
月咲
瑞稀
岩崎先輩の言葉に、 少し後ずさりしてしまう。
陽向
瑞稀
陽向
月咲
瑞稀、陽向
瑞稀
陽向
陽向
月咲
陽向
瑞稀
月咲
瑞稀
陽向
月咲
瑞稀
陽向
月咲
瑞稀
月咲
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多