俺だけでいいって（桃×桃）【同一カプ】

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🍣（桃:左）×🍣（桃:右）

カタカタカタ、

永遠と部屋に響き続けるタイピング音

らしくも無い言葉を目の前の自分に吐いてみる

ドサッ

自分本位の考え方なこともわかっていたけど、俺も自分のやるべきことは先に全てこなしている。

だから、目の前の俺だってやろうと思えばできるくせにやってないだけ。

だって俺ができるんだもん。

〜〜♪（通話呼び出し音）

相手の制止の声なんて聞かずにスマホを手に取る。

ポロンッ

俺の中のモヤモヤが段々と大きくなっていくのを感じる

怪しげに笑みを浮かべた目の前の俺の瞳が、少し濁っているような気がして怖かった。

笑みを浮かべたまますんなりと答える相手の表情はいつにもなく冷酷さが増していた。

今、はっきりと“浮気”だと伝えられた。

いや、待って待って

頭の理解が追いつかない。

気づいた時には、押し倒し返されていた。

詰め寄ってくる自分がこんなにも怖く見えたのは初めてで。

とてもじゃないが動揺の色が隠せていなかったと思う。

ぎゅっ、

離れようとした瞬間、咄嗟にアイツを抱き寄せた。

───1日前───

──────𝐹𝑖𝑛.