響宮 一輝
……
響宮 一輝
いろいろ突っ込みたいところはあるけど…
響宮 一輝
何だここ…ガ◯ツの中か?…
響宮 一輝
え!?てことは俺コピー人間にされんの!?
バク
ちゃうわあほ
響宮 一輝
ビクッ
響宮 一輝
だ…誰ですか…
バク
うーん…
バク
今は名乗る必要はないさ
バク
後々分かる事だからね
響宮 一輝
えぇ…
バク
で…本題なんだけど
バク
結論から言うと、君は別世界に行ってもらう
響宮 一輝
………
響宮 一輝
は?
響宮 一輝
ん?
バク
まあそうなるのもおかしくは無いよね
バク
君はあのガ◯ツに取り込まれたよね?
響宮 一輝
(ガ◯ツって言ってるやん)
バク
あれは俗に言うテレポート装置、色んな世界を行き来する為の物
バク
そしてそれに入ってしまった者は、別世界に行かなくてはならないというルールがある
響宮 一輝
え?…
響宮 一輝
つまり今の生活が出来なくなるって事ですか!?
バク
まあ…そういう事になるね
響宮 一輝
そんなの嫌に決まってんでしょ!!
響宮 一輝
元の世界に返してくださいよ!!
バク
うーん…僕に言われてもね〜規則だからね〜
バク
でも元の世界に戻る方法が無いっていうわけじゃないよ?
バク
あんまおすすめはしないけど…
響宮 一輝
どうやるんですか?
バク
えっとね…世界によって微妙な違いはあるけど…
バク
まず宇宙に何かしらの方法で行って
バク
世界の境界面を突破する
響宮 一輝
う…宇宙!?
響宮 一輝
あと…世界の境界面?…
バク
どの世界にも、必ず世界の境界面はあるのさ
バク
例え宇宙に出られても…境界面を突破できるか分らない
バク
それに途中何があるか分らないしね
バク
だからあんまりおすすめはしないんだよ
バク
それでもやってみる?…
響宮 一輝
……
響宮 一輝
…やります
響宮 一輝
あの世界に帰れるなら何だってします!!
バク
…そう
バク
じゃあこれ
パシッ
響宮 一輝
うわっ!
響宮 一輝
…何ですかこれ
バク
世界の境界面を探知してくれる…レーダーみたいな物かな
バク
それと…危険な状態になったら身を4回だけ守ってくれる
バク
4回使い切ったらレーダーとしての機能も失う
バク
そんなやつさ
バク
おっと…そろそろ時間だね
バク
君が別世界に行ったら僕はここから見てる事しか出来ないからね
バク
まぁ…せいぜい頑張ってね
バク
じゃ…生きてたらまた会おう
バク
Teleball!!!
ブォン!!!
響宮 一輝
おわわっ!!
シュン…
響宮 一輝
う…
何だここ…
そっか…俺は別世界に…
体に力が入らん…
潮の匂いがする…
そしてこの感触…砂浜かここ…
???
ねぇ…
響宮 一輝
…!
誰がいるのか?…
響
君…大丈夫?