テラーノベル
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私はこの大きな地位を手に入れても
得をすることはなかった
本当なら
私が親と普通に暮らしていたなら
平凡な女の子でいるはずだった
et
専属の騎士であるyanくんがいると
私はその憧れを忘れることが出来た
yanくんと話している時は楽しくて
yanくんが見せてくれる優しい笑顔は
私の心までも温かくしてくれた
yan
et
et
yan
et
私がこんなにも街が好きなのは
一つだけ理由があった
et
yan
et
yan
私は街が大好きだった
理由は
子供
母親
子供
et
幸せそうな親子を見ることができるから
私もあんな風になりたいと思うから
ずっと憧れていたから
私はこの街で幸せそうな親子を見るために来ていた
et
そしてこの街で
私はdnとも親しい仲になった
小さい頃にいじめられていたdnを助けてから
お父様もdnのことを気に入ったらしく
よく遊ぶようになった
et
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私は爪が手に食いしばるほど
そして、血が出るほどに
手を握りしめた
yan
yan
et
yan
jpp
jpp
et
私は逃げるようにこの部屋から飛び出た
yan
jpp
et
et
et
何年ぶりかと思うほどに
久しぶりに涙を流した
ずっとしんどくても
辛くても
涙だけは流さなかった
et
ぽたぽたと
血が滲んだ手に私の涙が落ちる
et
私の涙には
『傷を癒す力がある。』
コメント
20件
手から血が出るほど握りしめたのか、、 それ真似して見たら普通に痛かったw(←何してんねん)
手から血が出るほど… それだけ辛かったんだね… 書くのうますぎです! 続き楽しみにしてますっ!