太中集

この世には人間とヴァンパイアで

分かれている

ヴァンパイアは定期的に

人間の血を飲まないと死んでしまう

またヴァンパイアは正気では無い時が

一月に1回ある

人間は

普通の生活を送る

また中にはヴァンパイアに噛まれることに

また必要以上にそれを摂取しようとする人もいる

快感を感じる人もいる

また人間の中にも希少な

血がとても甘く美味しい

その名を運命の人と呼ぶ

また契約を交わしたヴァンパイアは

契約者以外の血を飲むと苦く感じる

俺はまれに希少な人間だ

だからこそ狂暴なヴァンパイアには

気をつけないといけない

俺はヴァンパイアに会わないため

できるだけ人の少ない道を通ってる

ガブッ

俺は一瞬何があったかわかんなかった

でも噛まれたことは確かだった

ダッ

こんななんやかんやで俺らは

同居を始めた

何かあったら

血を飲み

そんな何にもない生活だ

でもある日突然俺は

なんで一緒にいるんだろ

って思った

そこから俺らは関係も変わらない日々を

過ごした