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翔麻（しょうま）
ねぇ。キミ名前は？
美葉（みわ）
え？私ですか？
翔麻（しょうま）
キミ以外いないでしょ（笑）
美葉（みわ）
あなたこそ誰ですか？
翔麻（しょうま）
えっ。俺？
美葉（みわ）
知らない人に名前なんか教えませんから
翔麻（しょうま）
しょうがねーな
翔麻はメガネとマスクを取り、顔を見せた。
美葉（みわ）
えっ！？
翔麻（しょうま）
俺が誰だか分かったでしょ？
目の前にいたのは、テレビの中でしか見たことない有名俳優、永久翔麻だった。
美葉（みわ）
永久さんが何の用ですか！？
翔麻（しょうま）
キミ可愛いから声掛けた
翔麻（しょうま）
キミの名前教えて
美葉（みわ）
…｡美葉です
翔麻（しょうま）
美葉ちゃんか。
可愛い名前だね
可愛い名前だね
翔麻（しょうま）
これ、俺の連絡先だから
美葉（みわ）
え！？
突然、永久から電話番号が書いてある紙を渡された。
翔麻（しょうま）
電話待ってるからね
美葉（みわ）
ちょっと！
美葉（みわ）
（なんなのあの人。噂通りの遊び人っぽいし。連絡なんか絶対しないから）
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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