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ストレンジ＝ディテクション

第9話 - 【第Ａ章】甘美ナ微睡

2025年06月17日

#カイ村

#ダンカオ村

#学園

Salvia

どうも、Salviaです。

Salvia

【お知らせ】次回予告の訂正・変更、これからの『章』について

Salvia

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Salvia

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Salvia

それでは、本編の方へどうぞ！！！

浜田結愛

わぁっ！？
……ここ、家庭科室…？

夜半宮悠雨

……ま、まぁ、言われてみれば、
家庭科室の冷蔵庫からあの世界に入ったんだから、家庭科室の冷蔵庫から出てくるのは当然かも…？

芹埼澪楽

わけわかめ〜〜！！！
でもそれもまたおもろいって感じ〜？

九条千鶴

その感性はよく分かんねえよ……、
………ん？

陽影渚

ん？どうかしたのか？

九条千鶴

もしかして───。

九条千鶴

……やっぱりだ。

浜田結愛

どうしたの？千鶴ちゃん……、

九条千鶴

……窓の外、見てみろ。

古川乱太

………！

古川乱太

……外が、真っ暗だね…。

芹埼澪楽

マ！？
やっば〜！！しかも時計も２時じゃん！
なんこれなんこれ！？

夜半宮悠雨

ボク達、
朝の８時くらいにこの冷蔵庫に入ったよね……。

古川乱太

あ、ああ、そのはずだね……。

陽影渚

ん？
朝の８時がこんなに暗いわけねーよな？

夜半宮悠雨

うん、
少なくともここは日本な訳だし……。

芹埼澪楽

ん〜〜……
とりま外出てみる？
これでなんか『イベント発生！』とかしたら爆アゲじゃな〜い！？

浜田結愛

確かに、それもそうかも…！

九条千鶴

はぁ？
……いや、まぁ、確かに。こんな状況だしな……。

陽影渚

それじゃあ『れっつごー』だな！

夜半宮悠雨

そのとーり！
よ〜っし、れっつごー！！！

古川乱太

レッツゴー、で、いいのかな……？

芹埼澪楽

やばっ、マジで夜じゃん！

九条千鶴

おいおい……
補導とかたまったもんじゃねえ……。

芹埼澪楽

ま、皆で補導っつーのもアリ寄りのナシ説？

九条千鶴

どっちだよ、ったく……。

夜半宮悠雨

ん〜……
とりあえず、今日はもう帰る？

浜田結愛

で、でも、
学校にみんなは居なかったし、
お母さんやお父さんって……。

芹埼澪楽

んなもん居ない方が得っしょ〜？
あ、てかあーしらでお泊まり会とかしちゃう？

夜半宮悠雨

それアリ〜！
じゃ、各自着替えやら持ってボクの家集合ね！

九条千鶴

は？
おい、勝手に話進め───。

浜田結愛

……ふふっ、
たまにはいいんじゃない？千鶴ちゃん……

九条千鶴

……………

九条千鶴

…………しっかたねえな………

夜半宮悠雨

じゃ、また後で〜！！

古川乱太

………いつの間にか、
お泊まり会になってしまったね。

陽影渚

ん？
オレ話聞いてなかったぞ？

古川乱太

……はぁ……、全く、これだから君は…。

古川乱太

悠雨の家は分かるでしょ？

陽影渚

おう、
あっちのコンビニの方だよな！？

古川乱太

……真逆。
僕が連れて行くから、
着替えとか持ってここに来て。

陽影渚

おう、分かった！！

夜半宮悠雨

───はい、
てことでいらっしゃ〜い！
歓迎するよ！

陽影渚

やべ〜ぞ！！
母さん達、オレに内緒で旅行でも行ってんのかな？

九条千鶴

……多分、消えてるだけだろ。
実際、アタシの兄ちゃ───、兄貴も居なかったし。

夜半宮悠雨

……まず、お風呂だけど───。

古川乱太

僕の家にも居なかったよ。
これは……、
『七不思議』とやらのうちの１つなのかな？

夜半宮悠雨

………えーと、まず───。

芹埼澪楽

あっ、それありそ〜！
ちなあーしの家からも消えてたよ！
マジヤバ〜！アゲ〜！！

浜田結愛

私の家にも居なかったよ。
けほっ…。

夜半宮悠雨

も〜〜！！！キミ達〜！！！
ちょっとは家主の話を聞け〜〜〜！！

古川乱太

ああ、すまないすまない。
少し、君抜きの談笑に盛り上がってしまってね。

夜半宮悠雨

抜きにすんなよ！！話聞け！！

夜半宮悠雨

───で、こういうこと。
分かった？

陽影渚

いやいや、ぜーったい明太子だろ！！

浜田結愛

いや、サラダが一番だよ…！

芹埼澪楽

あーしはチーズ派〜！！

古川乱太

やっぱり王道のコンポタじゃないのかい？

九条千鶴

めんどくせえ………。

夜半宮悠雨

お前ら話聞け〜〜！！！！！

九条千鶴

……これでアタシまで叱られんの？

夜半宮悠雨

ちなみにボクはシュガー。

九条千鶴

聞いてねえ………。

古川乱太

すまないね、ベッドまで借りてしまって。

夜半宮悠雨

じゃん負けしんど〜……ボク床だよ？

陽影渚

オレはリビングのソファだから多少マシだな！

古川乱太

ソファもソファで大概だけれどね……。

夜半宮悠雨

てかそのベッドデカいし！！
もう１人くらい入れるでしょ！？

夜半宮悠雨

ボクもベッドで寝る〜！！

古川乱太

ダメだよ、
絶対どっちか半身はみ出るでしょ……。

陽影渚

頑張れよ、床とベッド！

夜半宮悠雨

格差が如実に出るよ〜！！

夜半宮悠雨

というかなんだよ１人負けって！
しかも初手！！意味わかんない〜！！

古川乱太

『ピ〜〜〜ス！』
とか言ってチョキを出した君が悪いんだろう？

夜半宮悠雨

グー出したお前らが悪い〜！！
あっちはキャッキャウフフして恋バナとかしてるんだろうなあ〜……。いいなあ……。

古川乱太

悠雨、
そういう気持ちが一切無いのは分かっているけど……、
その上で少し気持ち悪いよ。

夜半宮悠雨

うるさ〜い！マジ指摘すんな〜！！

古川乱太

じゃあ、僕達で恋バナでもするかい？

夜半宮悠雨

男とやる恋バナ何が楽しいの？

古川乱太

……普通、恋バナというのは同性とするものだと思ってたんだけど…。

夜半宮悠雨

というか乱太のこと見上げながら会話してるのなんか屈辱〜〜！！
ボクもう寝る〜！！

古川乱太

寝るの？
おやすみ、悠雨。

夜半宮悠雨

うるせ〜〜！！
…床つめたっ、ビビった〜……。

古川乱太

………椅子で寝たらいいのに。

夜半宮悠雨

ん？なんか言った？

古川乱太

いいや、何も？

芹埼澪楽

何ここ！？
インテリアばちかわだしベッドでか〜！
部屋ひろ〜！！！

浜田結愛

この多きさなら、
じゃんけんしなくても皆ベッドで寝れそうだね…！

九条千鶴

はぁ？
なんでみんな仲良く川の字でなんて……。

芹埼澪楽

ま〜ま〜、いーじゃんいーじゃん！
ほらこっち〜！

九条千鶴

うわちょっ、引っ張るんじゃねえ！

浜田結愛

えいっ……！

九条千鶴

おい…っ！枕投げんなって…！！

芹埼澪楽

あっははは！
あーしも追撃しちゃお〜！！

九条千鶴

増えんな！！
……こうなったら、アタシも……！

浜田結愛

ふふっ……♪…わあっ！？

九条千鶴

よそ見すんなよ…っ…と！！

芹埼澪楽

ユイユイ油断したね〜〜！？

浜田結愛

だ、だって〜……。

九条千鶴

芹埼こそ…っ…な！！

芹埼澪楽

うわぁっ！？
やったな〜〜〜！！！

九条千鶴

元は言えば芹埼が…っ…！

浜田結愛

千鶴ちゃん、後ろも見ないとダメだよ…！

九条千鶴

うぉっ！？
……やったな、浜田───！！

夜半宮悠雨

んん…………。

夜半宮悠雨

……って、乱太居ないじゃん。

夜半宮悠雨

……ん？…ここ……ベッド？

夜半宮悠雨

………文句言ったこと、
かっっるーーーく謝っとこ……。

古川乱太

……おや、結愛。

浜田結愛

あっ、乱太くん……！
おはよう、朝が早いんだね…！

古川乱太

君こそ。
それは……目玉焼き、かい？

浜田結愛

うん……！
昨日、悠雨くんに
『キッチン借りていいか』って聞いたら、
ふたつ返事でＯＫ貰えたから、
皆の朝ごはん作ってるの……！

古川乱太

おや、そうだったのかい？
ありがとう。

浜田結愛

う、ううん……！
あのとき、助けて貰ったから……、
皆の力になれるのが嬉しくって……！
……けほっ…。

古川乱太

ふふっ、
僕達は大層なことはしていないよ。

古川乱太

そうだ、僕も手伝おうか？
簡単な料理くらいなら、僕も出来ないことは無いけれど。

浜田結愛

ううん、大丈夫！
乱太くんは……
みんなを、起こして来てくれる？

古川乱太

うん、分かった。

古川乱太

───さ……、

陽影渚

………………。

古川乱太

───ぎさ……、

陽影渚

………………。

古川乱太

───な……さ………、

陽影渚

……………んあ……

古川乱太

───渚！

陽影渚

……………………。

古川乱太

知ってるかい、渚？

古川乱太

───２度寝をすると、

古川乱太

サンタさんが、来なくなるんだってさ。

陽影渚

───それは困る！！！！

古川乱太

はい、おはよう。

陽影渚

まだサンタさん来るか！？

古川乱太

渚がいい子で居続けたらね。
とりあえず、
洗顔と歯磨きして座ってなよ。

陽影渚

おう、分かったぜ！！！

夜半宮悠雨

ん、おはよ〜〜……。

古川乱太

おはよう、家主。遅かったね？

夜半宮悠雨

都合の良いときだけ家主扱いしやがって……。

古川乱太

すまないね、何のことか分からないな。

夜半宮悠雨

くっそ……………。

夜半宮悠雨

……あー、そういや……、その……。

古川乱太

……？どうしたんだい？

夜半宮悠雨

昨日、ベッドに寝かせてくれたの………、
その……、乱太……だよね？

古川乱太

………？何のことだい？

夜半宮悠雨

え？

古川乱太

………？

夜半宮悠雨

……………………え？

古川乱太

………………？
気遣い…ではなく、
本当に僕は何も知らないけど…。

夜半宮悠雨

………………………………………は？

？？？

うぎゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！

古川乱太

！？……この声は…

夜半宮悠雨

ボク、この叫び声知ってる！
昔、みんなで行ったお化け屋敷で……！

古川乱太

………なんだ、渚か。
驚かせないで欲しいものだね……。

夜半宮悠雨

ホントだよね〜。
あんな脳筋、頭脳面と将来以外で心配するだけ損なのに。

古川乱太

本当。
…洗面所……、だよね？

夜半宮悠雨

行ってみる〜？

古川乱太

まあ……、一応見に行ってみようか。

陽影渚（らしきもの）

…………が……はっ…………。

古川乱太

どうしたんだい、また２度寝かい？

夜半宮悠雨

死んだ〜？生きてる〜？

陽影渚（らしきもの）

…………ち……………づ…………………

夜半宮悠雨

察し！
帰ろ〜、乱太！

古川乱太

ああ、そうするとしようか。

陽影渚（らしきもの）

…………る…………………………。

九条千鶴

………………。

九条千鶴

朝風呂なんて……
入るんじゃなかった……。

芹埼澪楽

んあ〜〜〜……おっは〜〜……。

古川乱太

おはよう、澪楽。

芹埼澪楽

や〜んノーメイク。マジ恥ず〜………。

夜半宮悠雨

お、これはレア！
割とマジで寝起きな澪楽ちゃんじゃん！
見たの園児の頃ぶり〜？

芹埼澪楽

ん〜、
どっかで居眠りとかしてたら分かんないけど……、
多分そんくらい〜……？ふわあ〜……。

古川乱太

というか、
ノーメイクって言っても今更でしょ？

夜半宮悠雨

そうそう。
ボク達おんなじ産湯に浸かった仲でしょ〜？

古川乱太

君達、産まれた病院別でしょ……。

芹埼澪楽

マジぎゃる〜〜………。

夜半宮悠雨

そうだ、
寝起き覚ましに屍運んどいてくんない？

古川乱太

そうだったね……、
洗面所の前に赤い屍があるから、
宜しく頼めるかい？

芹埼澪楽

りょうか〜〜い……
ひきずってくるね〜……まかせろり……

芹埼澪楽

……まじあげ〜………。

浜田結愛

ええっと、次はどうしようかな……。

浜田結愛

みんな食の好みは違うから、別々のを作ったけど………。

古川乱太

結愛、順調かい？

浜田結愛

あっ、乱太くん……！うん、順調だよ！

夜半宮悠雨

…………順、調。

古川乱太

………その、赤い……目玉…焼き……？は……。

夜半宮悠雨

……その、緑の、目玉、焼き、は………。

浜田結愛

…？普通の目玉焼き、だよ？

古川乱太

…………その、青い、………。

浜田結愛

これも、目玉焼き……。

夜半宮悠雨

…………確かに、
みんな目玉焼き嫌いじゃないけど………。

浜田結愛

そうなの。
みんなが食べれるもの……、
って考えて、ぱっと思い付くのがこれだったから、
目玉焼きだけ共通のメニューにしたの……！

古川乱太

………結愛、すまないが…、
その……、
明らかにサイズが違う、黒いもの……は…？

浜田結愛

これはブロッコリーのグラタン。
悠雨くん、好きでしょ？

夜半宮悠雨

……………うん。…………好き。

古川乱太

…………諦めたらダメだよ……、悠雨………。

夜半宮悠雨

……………ボク、
今日が命日になるかも……。

古川乱太

…大丈夫……の、はず、だよ……。
そのときは、
あの屍に食べさせればいいから、さ……。

夜半宮悠雨

………それも、そうか……。
あいつなら、なんでも
『これ美味いぞ！！！食うか！？』
って……言って…くれる…………気がする……。

浜田結愛

……？
ふたりとも、ぼそぼそ何話してるの？
あっ、さては…秘密のお話？けほっ……。

古川乱太

……ああ、作戦会議のようなものだよ。

夜半宮悠雨

そうそう、作戦会議……。

浜田結愛

作戦会議………。……そっかあ……。

浜田結愛

……とりあえず、
乱太くんの好きな物も作るから、
楽しみにしてて……！

古川乱太

………うん、勿論。

夜半宮悠雨

…………い、行こう、か、乱太……。

古川乱太

……う、うん…………。

芹埼澪楽

あっ、
ゆーゆー＆らんちゃむ〜！！

古川乱太

おや、澪楽。

夜半宮悠雨

すっかり元気になったね〜！！

芹埼澪楽

そー！
もちもち、眠気から完全脱却！

芹埼澪楽

あーし、
世界１サイキョーなうってカンジ〜？

夜半宮悠雨

いぇ〜い、
さっすが澪楽ちゃん！

芹埼澪楽

でっしょ〜？
あーし、マジギャルってる〜！！！

夜半宮悠雨

うぇ〜〜〜いっ！

芹埼澪楽

うぇ〜〜〜いっ！♪

古川乱太

ふふ、微笑ましいね……。
……そうだ、そういえば─────。

陽影渚

ん？どうかしたか？

古川乱太

……な、…渚…………、

陽影渚

？
なんでそんな顔してんだ？

古川乱太

……い、いや、やっぱり何でもないよ。

九条千鶴

…………お前ら……

夜半宮悠雨

あっ、ちっづ〜るちゃ〜ん！

九条千鶴

朝からうっせえな…………

芹埼澪楽

ちづっち〜〜、
ユイユイが朝ご飯作ってくれてるってさ！

九条千鶴

………あぁ、キッチンに居た…が………。

九条千鶴

……………芹埼……、
お前、浜田が作ってる料理…見たか？

芹埼澪楽

ううん〜、まだ見てない！
どんなフルコースが来るのかマジ楽しみ〜！
ってカンジ！

九条千鶴

………おう、そうか…………。

浜田結愛

───み、みんな〜………！
待たせちゃってごめんね、出来たよ……！

陽影渚

おお、遅かったな結愛！
待ちくたびれたぜ〜〜！！！

浜田結愛

えへへ、ごめんね……！
さて、それじゃ………………。

芹埼澪楽

………………。

陽影渚

………………。

九条千鶴

………………………。

夜半宮悠雨

…………ら、乱太、乱太…………！（小声）

古川乱太

分かっているよ。
作戦Ｎ、だね………。（小声）

夜半宮悠雨

………ゆ、結愛ちゃん、結愛ちゃん！

浜田結愛

？どうしたの？

夜半宮悠雨

たくさん動かせちゃってすごく申し訳ないんだけどさ、
飲み物持ってきてくれない？

夜半宮悠雨

冷蔵庫の右の方に
パックのジュースが置いてあるはずだからさ……！

浜田結愛

うん、分かった！
６人分、すぐ持ってくるね！

夜半宮悠雨

あっいや、
全然ゆっくりでいいんだよ……！

夜半宮悠雨

寧ろ、ゆっくりの方がありがたい、
というか……。

浜田結愛

………？
うん、分かった！ありがとう、悠雨くん！

夜半宮悠雨

いやいや、
ありがとうはこちらの方こそ………。

浜田結愛

それじゃあ、待っててね……！

夜半宮悠雨

はーい……！

九条千鶴

…………夜半宮、何するつもりだ？

古川乱太

みんな、今すぐ渚を拘束しておくれ……！
僕は結愛を足止めしてくるから……！

九条千鶴

…………！
そういうことか、完璧に理解した…！

陽影渚

え？
はっ？お、おいお前ら、乱太！
何しやがる……！！

芹埼澪楽

マジ情報過多で脳内パンク寸前なの！
けどとりま
言われたしやっとこっかなぁ〜って！！

陽影渚

そんな気軽い理由で
人を羽交い締めにするな！！！

九条千鶴

それはごもっともだ、陽影。
だが……、お前には犠牲になって貰う。

陽影渚

は？犠牲？
おい、何言って───。

夜半宮悠雨

今だ！！
僕が渚の口に料理を突っ込むから、
２人はもっと強く渚を拘束して！！！

芹埼澪楽

りょ〜〜〜〜！！！！！！！

九条千鶴

了解だ、夜半宮…………！！！

陽影渚

おい！！！！！！！！！！！

浜田結愛

………み、みんな、何があったの？

陽影渚（であったはずのもの）

…………………………。

夜半宮悠雨

あっ、お、おかえり、結愛ちゃ〜ん！

九条千鶴

飯、美味かった。……ありがとう…。

芹埼澪楽

あ、ああ、そうそう！
なぎぎーたんったら
マジ食いしん坊ちゃんってカンジで〜……

古川乱太

ああ、僕の分も食べてしまったようだね。
もう１度結愛に作らせるのも申し訳無いし、
僕は朝ご飯を諦めようか……。

浜田結愛

な、なんで皆ツッコまないの……！？
あ、ど、ドッキリとかじゃなくて…？

夜半宮悠雨

どっ………ドッキリ？
も〜〜結愛ちゃんったら、
何言ってるのさ〜！あっははは……。

芹埼澪楽

あ〜っはっはっは〜〜……！
ま、マジうける〜……！しぬ〜……！

陽影渚（であったはずのもの）

ﾌﾟｷﾞｬｯ

古川乱太

あ、死んだ。

浜田結愛

死んだ！？
いま死んだって言ったよね！？

九条千鶴

それより、後は浜田だけだぞ。
早く食って、
この頭のおかしい状況を何とかしねえと……。

浜田結愛

それもそうなんだけど
それより先に解決しなきゃいけない惨状があるとは思わない……？

芹埼澪楽

い、いいから！ほら〜っ！

浜田結愛

わ、わぁっ！？

？？？

───で、俺の所に来た、と。

夜半宮悠雨

そうなの〜〜！！！！
冷おにーさんが居てよかったよ〜〜！！
ボク、不安で不安で〜……。

？？？

そりゃ怖かったねぇ………。
悠雨くん達、まだ中１でしょ？

夜半宮悠雨

そうだよ〜〜…………。
怖かったよぉ〜〜〜…………。

芹埼澪楽

…………ん、にしても……！
このパンケーキ美味すぎぢゃね〜！？
おにーさん、フルネ何〜？

？？？

あ、そういや
まだ名乗ってなかったか………。

？？？

俺は世根奈冷（セネナ　ヒヤ）　。
宜しくね、澪楽ちゃん？

パンケーキを作るのが異様に上手なお兄さん。実は超ド級が付くほどのシスコンであり、自室には妹の写真を壁一面に飾っている。妹が絡まなければ気さくで良いお兄さんなので、昔から夜半宮に懐かれている。バレンタインデーが誕生日。

使用メーカー：胡乱な男性メーカーメーカー／✦yashi 様キャラ制作：Salvia キャラ制作（妹）︰友人Ｇ、もとい友人Ｈ

芹埼澪楽

よろ〜〜〜っ！！！☆

世根奈冷

元気な子だね〜、
今時のギャルってやつかな？

芹埼澪楽

そーそー！
おにーさんバリ見る目ある〜〜〜！

世根奈冷

ふふ、ありがとう。

夜半宮悠雨

……冷おにーさん、
変な扉開かないようにね？

世根奈冷

大丈夫。
俺は雛───、妹にしか興味無いから。

芹埼澪楽

ぇ〜っ！？妹ちゃん居んの！？

世根奈冷

そうそう。
世根奈雛（セネナ　ヒナ）って言うんだけど、
その子がめちゃくちゃ可愛くてさあ…………。

夜半宮悠雨

ちょいちょい、
冷おにーさん一旦ストップ。
ボクだけならまだしも、
今日は澪楽ちゃんも居るんだからね？

夜半宮悠雨

いつもみたいな長さで
いつもみたいな内容話してたら、
冷おにーさんが犯罪者になっちゃうから………。

世根奈冷

………それもそうか。

芹埼澪楽

こわすぎ〜〜〜………。
ねねゆーゆー、コレ大丈夫…？

夜半宮悠雨

大丈夫、雛さんの事が絡まなければ
ただのおにーさんだから……。

芹埼澪楽

あ〜ね〜………？

世根奈冷

ふたりとも、
コソコソ話してどうしたんだい？

夜半宮悠雨

んーん、何でもない！
相談乗ってくれてありがとね、
冷おにーさん！

世根奈冷

ううん、構わないよ。
また困ったら俺の元においで、
悠雨くんと澪楽ちゃん。

芹埼澪楽

あざまる〜〜〜！
そんじゃばいび〜〜〜〜！！！

世根奈冷

はーい、またね。

浜田結愛

───へえ、
なんだか不思議なお兄さんだったんだね………！

古川乱太

聞いてる限り、
『不思議』で済ませられる範疇じゃ無かったと思うけど……。

陽影渚

にしても、その冷って奴、
なーんか悠雨と同じような感じがすっし……、
その雛って奴も、
どっか結愛と似てるような気がすんだよな……。

九条千鶴

そらそうだろ、
作った人間が同じなんだから。

夜半宮悠雨

ボクもちょっと思ったけど！！！！
やめなさい！！

九条千鶴

めんどくせえな………。

芹埼澪楽

てかてか〜、バンジキュースじゃね？
あーしはいいけど、
大体はパパママ居ないと無理ゲーっしょ〜？

浜田結愛

そうだね………。
…あの人───、
ええと、名前、なんだっけ………。

古川乱太

………ああ、ビヴィの事かい？

浜田結愛

そうそう、ビヴィ。
あの人、感情がどうとか言ってたし、
もしかしたら、ビヴィ以外にも
ビヴィみたいな人が居るのかな………？

夜半宮悠雨

うっわ、想像するだけで最悪。

九条千鶴

言ってやるなよ、
確かにクソ気色悪かったけど。

陽影渚

お前も大概じゃねえか？

古川乱太

渚が………、
『大概』という言葉を知っている……？

陽影渚

俺のことなんだと思ってんだよ、
お前！！！！！

古川乱太

まあまあ、落ち着いて落ち着いて。
………でも、そうだね。
確かに、結愛の言う通────。

古川乱太

───、おっと？

夜半宮悠雨

なにこれ、紙？…………あっ！！

古川乱太

………これ、は……。

陽影渚

なんだこれ？
前に学校で見つけた、
ドッペルゲンガーの世界に行く紙に
似てはいるが………。

九条千鶴

紙の大きさ、種類、文字の形、
違う所は溢れるほど見つかるが………。

夜半宮悠雨

………でも、何もないよりはマシだし、
行ってみる？

芹埼澪楽

さんせ〜〜〜っ！
何事も大冒険っしょ、ちづっち？

九条千鶴

なんでアタシに聞くんだよ……。
…………、行くぞ。

夜半宮悠雨

お〜〜〜〜〜〜〜！！！！

浜田結愛

お、おー………！

古川乱太

おー。

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6件

あっ…澪楽がお兄ちゃんがいなくて喜んでる…

作ってる人同じなら性格似てもシャーないよね

Salvia

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