おんりー
あの後、俺は歩き回った。
あの湖は、森に囲まれていたから、 森の出口を探しに行った。
でも、終わりが見えない。
それに、森だから、動物や虫がいると思って、 警戒しながら入ったのだが…
本当に、何もいない。
人の声がしないのはまだしも、 虫の羽の音、鳥の囀りも。
何も、聞こえない。
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
誰もいない、静かな世界。
風も吹かない、緑はゆれない。
おんりー
おんりー
歩いても歩いても、見えるのは木。
またしばらく歩いても、見えるのは木。
おんりー
おんりー
おんりー
ただ歩くことを考えた。
しばらく歩いたあたりで、 前方に違和感を持った。
おんりー
光のさしている方へ向かうと
そこには、花畑が広がっていた。
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
もう…ここにいる意味は…ない気がする。
…だから、先へと進んでいくことにした。
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感情が…減って行っている⁉︎ 喜怒哀楽の喜・哀が…