キーンコーンカーンコーン
チャイムと共に始まった学校生活
私、星河えとは中学一年生になる
背筋を伸ばして座っているみんなは、 少し大人っぽく見えた。
一時間目の授業が終わった
私は、小学校の頃から仲が良かった 水谷るなの元へ行った
星河えと
るな〜次、移動教室だよ!
一緒に行こ!
一緒に行こ!
水谷るな
うん!
これから新しい生活が始まると思うと、 ワクワクが止まらなかった
休み時間になった
星河えと
るな〜屋上行こ!
水谷るな
わかった!けど、ちょっと待って次の授業準備してくる!
星河えと
はーいニコッ
水谷るな
うわ〜!涼しい!
星河えと
だね笑
水谷るな
あ、あっちのベンチ空いてるから座ろ!
星河えと
うん!
ベンチに座って、私はるなにこう尋ねた
星河えと
るなって、好きな人いないの?
水谷るな
どしたの急に
星河えと
いや、るなからそういう話一回も聞いたことなかったから、気になって
るなは少し黙り込んで
こう答えた
水谷るな
いるよ。
小学生の頃からずっとね
小学生の頃からずっとね
私は目を丸くした
星河えと
えー!いるの⁉︎
水谷るな
あはは笑
星河えと
え!何で笑うの!
水谷るな
いや、なんか顔が面白かったからニコッ
ほんと、可愛い顔で笑うなぁ
星河えと
え!
それで、好きな人は誰?
それで、好きな人は誰?
実は私にも好きな人はいる。
それは、誰にも言ったことがなかった
そう考えていると、対にるなの口が動いた
水谷るな
2組の月島ゆあんくん
少なくとも、5秒間は間があっただろう
疑問に思ったのかるなは、
水谷るな
どうかした?
水谷るな
と聞いてきた。
私は、
星河えと
ううん!何でもない!
と答えた
そりゃ驚くよ
私の好きな人
月島ゆあんくんだもん