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テラーノベル(Teller Novel)

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アユ

今日は私たちの話題になるのは~?

チイ

デケデン!

アユ

「ターボババア」です

メイ

ターボババア?

ユユカ

ターボ??

ソラ

あー、知ってる。
追い越したら追いかけてくるってやつだろ?

アユ

そう!

チイ

超スピードでね!

メイ

あぁ、だからターボなのね

アユ

そして私達は~?

チイ

体験しに行くよ!

メイ

あ、そうだったね

ユユカ

語るだけでいいのに……

ソラ

でも、出るには体験しないといけないんだろ?

アユ

軽いのからいこうっていう優しさだよ!

チイ

徐々にならしてこうね!何せ百回あるからね!

メイ

いきなりきついので倒れたりしちゃダメだもんね

アユ

それもあるけど

チイ

ユユカが号泣して動かなくなるのが一番時間食う

ユユカ

ヒドイ!

アユ

その分だけ帰れなくなるじゃん

アユ

私お家だい好きだから早く帰りたいもん

チイ

私も早く家に帰りたいし

ユユカ

えぇ…………

メイ

まぁ、みんな帰りたいでしょ

ソラ

で、早く消化するために軽いやつからってことか

アユ

そーいうこと

チイ

じゃ、ターボババアの話

メイ

まだまだ先は長いね

アユ

1つ目だからね!

ユユカ

うぅ……

ソラ

さっさとすませるに限る

ソラ

後回しにも出来ないからな

ユユカ

わかってるよぉ……

「ターボババア」

気が付けば車の中にいた五人 運転席にはソラが座っており、目の前には車道 どうやらこの車は現在も走っているようだ

メイ

ソラ運転できるの?

ソラ

まぁ、なんとかなるだろ

アユ

イケイケゴーゴー!

チイ

ゴーゴー!

メイ

この二人はやっぱりテンション高いね

ユユカ

目をつぶる!なにも見ない!

ソラ

こっちの怯えようも何時も通りだな

アユ

チイ

ん?

メイ

どうしたの?

ユユカ

こわいよーこわいよー

ソラ

お前は目を開けろ

ユユカ

だって……

ソラ

最初からこれだと後はもっと辛いぞ

アユ

まだ軽めだよ?

チイ

後からもっと嫌なのくるよ?

ユユカ

ヒィィ

メイ

脅すな脅すな

アユ

ゴメピー☆

チイ

メンゴ~メンゴ~マンゴー☆

メイ

チイに至っては意味がわからない

チイ

マンゴー美味しいよ?

アユ

美味しいよね~

チイ

ねー

メイ

今そういう話ししてないのよ……

チイ

え~?

アユ

そうだっけー?

ユユカ

………………

アユ

テンション上げていこーよ!じゃないともっと怖くなるじゃん?

メイ

考えてたんだ

ソラ

意外だな

アユ

ほんと私のことなんだと思ってる?

ソラ

愉快犯

チイ

娯楽主義

ユユカ

楽観主義

メイ

ごめん

アユ

メイは許した
他は許さん(笑)

チイ

wwwww

メイ

あ、ねぇ

ユユカ

な、なに??

チイ

とりあえずユユカは目を開けろ

ユユカ

むり!怖いもん!

メイ

ずっと同じ景色なんだけどさ
なんでだろ?

チイ

なんでだろうね?

アユ

わっかんないや!

体感時間ではあるものの、既に車には一時間程乗っている。

アユ

今のところは何もないってことだね!

ソラ

………………もしかしてさ

チイ

ん?

ソラ

体験しないといけないんだろ?
ユユカが目を開けないと進まないんじゃ……

チイ

あーなるほど?

アユ

ありえるね

ユユカ

え?やだやだ!!

メイ

ユユカ諦めて

チイ

そんな!

アユ

さ、目を開けて

アユ

かつもくなさい!

チイ

かつもくせよー!

メイ

ユユカ……今回ばかりは……ね

ユユカ

うぇぇん

ソラ

運転してる俺が一番怖いんだが???

チイ

それな!

アユ

私たちの命はソラにかかっている!

ソラ

おい!

メイ

余計に脅してる……

ユユカ

うぅぅ……

チイ

お、目を開けてる開けてる

アユ

ユユカがんばれ!
メイの手を掴んでて良いからね!

メイ

…………なんで私?

アユ

その方が安心できるかなって

メイ

ホラーで一番頼りになるのアユだと思うんだけど

チイ

それはわかる

ソラ

ほんとそれ

アユ

てーれーる

ユユカ

頼りになるのは認めるよ
でもね、それと同時に怖いものに首を突っ込むのもアユなんだよ

メイ

あー

ソラ

納得した

アユ

チイもだけどね

メイ

それはそう

チイ

1人で行動するアユ程ではないよ

アユ

だいじょぶ!今度はソラも連れてくから!

ソラ

!?

メイ

がんばれ

アユ

ま、流石に危険なことはしないから

ソラ

離れて行動することは既に危険な事なんだよなぁ……

会話をしていた五人は前方に女性が歩いているのを見つけた

アユ

あれは?

チイ

あの人が?

メイ

そうなのかもね

ユユカ

うぅ

ソラ

やっぱり全員が体験しないとダメみたいだな

アユ

つまりユユカも強制参加

ソラ

何時も通りでは?

チイ

そうでもないって
目や耳を塞ぐという何時もの手段は使えないのよ?

メイ

何時もはそれでも良かったのに……かわいそうに

ユユカ

ソラのばかぁ!!

アユ

こら!ソラが言ってなかったらもっと長引いてたのよ!

ユユカ

でもぉ……

メイ

ユユカがんばろうね

アユ

そうだよ
一緒に頑張ろ?

チイ

皆とならだいじょぶ!

ユユカ

ぅん

ソラ

良い友情ダナー

ユユカ

皆……ありがと
がんばる

アユ

と、いうわけで!

ソラ

あ、やな予感

アユ

あの女の人の横につけて!

ユユカ

ハァ!?

ソラ

なにかあんのか?

アユ

いや、ちょっと気になってることがあってさ

チイ

気になること?

アユ

違ったらごめん

メイ

やるだけやってみる?

ソラ

そーだな

ソラはアユのいう通りに前方に歩いていた女性の横を同じスピードで進む

アユ

おねーさんおねーさん

ナーニ?

アユ

申し訳ないのですが前を行かせてほしいのです

メイ

やりたいことってこれ?

チイ

まぁ、黙ってみてようよ

………………

アユ

おねーさん、どうかお願いできませんか?

チイ

え?これいいの?

メイ

ワカンナイ

………………

アユ

………………

…………

黙り込む女性を見て他の四人も固唾を飲む そんなときアユの近くにいたチイも声を発する

チイ

私からもお願いできませんか?

メイ

チイ?

チイ

ほら、皆も

ソラ

お願いです前を行かせてほしいです

メイ

私からもお願いいたします

ユユカ

……お願いします

…………シカタナイワネ

アユ

イッテイイワヨ

チイ

ありがとうございます!

メイ

ありがとうございます

ユユカ

ありがとうございます…

ソラ

感謝します

アユ

おねーさんありがとう!

女性に手を振るアユと軽い会釈をしたソラ達。 車は何事もなく道を進み続けた。

気が付けば最初の空間に戻ってきていた五人は 部屋の壁に「ターボババア(改変大)」(済)とかかれた板が貼り付けられているのを見た

アユ

改変大ってw

チイ

合ってるわw

メイ

怖さの欠片もなかった……

ユユカ

女の人に前行かせてくださいとお願いするだけの話しになった……

ソラ

怖い話どころか夜にあった日常の話だったわ…

チイ

ところでアユはなんであんなことを?

アユ

いや、問答無用で追い越されるから怒って追いかけてくるのかなって思ったから

チイ

それで追い越しの許可を貰ったのか

アユ

そしたら追いかけてこないかなって

メイ

大正解だったわけね……

ユユカ

全部こういうのならいいのに……

ソラ

というか、怖い話改変してもOKなんだな

アユ

ほんとそれな

チイ

ビックリだよね

アユ

なら、この後も改変しよっと!

チイ

なんで?

アユ

楽しいから!

ソラ

いうと思った

ユユカ

怖くなくしてね!お願いだから!

アユ

私が楽しいと思えるものにしたい!

チイ

私もやる!

メイ

この二人だけに任せるのは不安だ

ユユカ

不安だけど、私からは動けない

ソラ

なんでだろ……巻き込まれる未来が見える…………

一話目 「ターボババア(改変大)」 終了

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