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もうふと見た時にはゾンビらしき凶々しい物体は正体を隠し見当たらなかった。

隙間から見える天井から終わりの知らせの光が差し込み見事勝利を讃える。

竜胆

まじで、疲れたー。

蓮香

もう私もこんな事懲り懲りだよ…

竜胆

てかさ、蓮香。お前今回のことがあったから知ったけど自分の意見結構いうタイプなんだな。

蓮香

え?そ、そう?

竜胆

もしかして自覚ないタイプ?

蓮香

は、はぁ、まぁ分かんないけど。私的に人生が大きく変わる出来事だったよ。

竜胆

というと?

蓮香

今まで私はお父様の為には何もかもしてきたの。

竜胆

それはそれですごいな。

蓮香

遥希を守る為に。

竜胆

こいつをか?

蓮香

うん、逆らったら遥希も私も殺されちゃう。だから、ルールに逆らわず利用されやすい自分を装って生きてきた。でもそうする必要はもうないでしょ!!

蓮香

だからもう私は遥希のために好きなように生きるの〜。

竜胆

なんかキャラ変わった?

蓮香

そんなこと言ってないで遥希運ぶの手伝ってよ。ね!!

竜胆

乱暴だな~。

蓮香

はい、せーの!!

もう作った私にとらわれない。 そう決めたのはこの時だった——。

好きなように生き、好きなように死ぬ。

これからは自分の価値を見つける為に 生きるって決めた。

『ピーポーピーポー』

蓮香

あ、やべ。もうくんじゃん…

竜胆

そういやなかなかこねぇなーって思ってたけどどうしたんだよ?

蓮香

それはねぇ、企業ひ•み•つ

竜胆

やっぱキャラ変わりすぎだろ!!

今日この日。恨んで恨んで憎み続けても恨みきれない一つの命と、失うには勿体無いほどの尊い命が飛び出った。

竜胆

はぁ、あいつら置いてきやがって。めっちゃ目立つし足いてぇし…まじ最悪。

蓮香

で、どこにいんのよ。他のお仲間さんは。

竜胆

電話してみっか

蓮香

うん。

竜胆は唯一繋がる春千夜に電話をする。

竜胆

おい、今どこにいんだよ。

『あれ?生きてんじゃん、』

竜胆

生きてますよー

竜胆

って三途は?

『あー、っとちょっと待って』

春千夜

『何でお前俺のスマホ勝手に使ってんだよ!!』

『別にいいだろーが』

春千夜

『何だと?』

竜胆

喧嘩してないで聞けよ。

春千夜

『くらげ頭は黙れ!!』

竜胆

あ”?

蓮香

はぁ、話に何ない。

竜胆

まじそれ

蓮香

いやあんたもだよ、

竜胆

はぁ?俺もかよ!!

春千夜

『って、蓮香も生きてたのかよ』

蓮香

勝手に殺すなって

春千夜

『えっとーそれで何だ?』

蓮香

今どこにいんの?

春千夜

『灰谷っち』

竜胆

は?俺?

春千夜

『だったら何だよ』

竜胆

汚くしてねぇだろうな!!

春千夜

『は?どうでもいいだろ?』

竜胆

なわけねぇだろ!!おい、聞け!聞けっ…て

蓮香がスマホの通話ボタンを押し切る。

蓮香

うるさいなぁ、で、どこなの?

竜胆

お前もかよ…兄貴なんであがらせたんだよクソが。

蓮香

まぁ、まぁ、

竜胆

ただいまー

蓮香

お邪魔します。

あ、帰ってきた。ってそいつ…

蓮香

私の弟

どこに置くの?

蓮香

ベッドない?

竜胆

俺が案内するからいいよ。

蓮香

ありがと、

蓮香

あのさ、お風呂は借りてもいい?

竜胆

いいけど、わかる?

蓮香

多分大丈夫。

蓮香

あ”ーほんと疲れたぁ

蓮香

てか傷痛!!

蓮香

まじ沁みるじゃん。

昨日1日のことを思い返す。

1日でとても多くのことがあった。

失ったもの得たもの。どちらもあるけど忘れはしない日になるだろうと心に刻む。

体はとても重い。だが、何故か心は軽かった。

もしかしたら何かの呪縛から逃れられたから?そう思うことにした。

蓮香

お風呂ありがと、

明石

あ、おかえりー

竜胆

鶴蝶とモッチーは?

明石

今コンビニ行ってる。

明石

でどうすんの。こいつ殺す?

竜胆

は?

明石

いや、だって敵だろ?

竜胆

だったとしても無関係だろ。

明石

でも俺ら被害大きくね?俺のタバコ全部消えたしー、

そこかよww

明石

てかそれ以上こいつ守ったらお前も排除するぞ。

竜胆

____。

あ”?

春千夜

ま、いいんじゃね?さっさと殺っちゃえば。

マイキー

そうだな。

マイキー

三途。殺れ。

春千夜

はい、マイk

竜胆

待てよ。

春千夜

あ”?

竜胆

こいつ殺す必要ないだろ。まだ情報ひきだす必要あr

蓮香

ね、貴方達梵天と私…

「取引しない?」

終盤編 終わり

第1期終了

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