悠真(幼少期)
おかぁーさぁーん!
お母さん
ん〜?どうしたの〜悠真〜
悠真(幼少期)
あのね!あのね!僕ね!
悠真(幼少期)
かけっこでね!1位とったの!
お母さん
あら!それはすごいわね〜
悠真(幼少期)
えへへ でしょ!でしょ!
小さい頃の俺は……いや、
僕は、
母親が、大好きだった。
悠真(幼少期)
おかぁーさん大好き!!
お母さん
私もだーいすきよ!悠真!
悠真(幼少期)
(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
幸せだった。
ガチャ
お父さん
ただいま〜!
悠真(幼少期)
あっ!おとーさん!!
悠真(幼少期)
おかえりなさい!!!
お父さん
お!悠真!ただいま!!
お父さん
今日も元気だな〜!笑
お母さん
かけっこで1位をとったらしいわよ〜
お父さん
それは凄いな悠真!
悠真(幼少期)
(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
お父さんも大好きだった。
アニメで見るような、
幸せすぎる家族だった。
だが、
その、
『幸せすぎる』
ことに気づけなかった。
そんな僕の人生は
大凶
と示した。