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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

※物思いにふける時間が必要だと思うので 時間がある時に読む事をお勧めします。

…え、なんで終わった作品に僕がいるん!?、か、結末って何ー〆%57]9〒(

■■■■■■■■■

ーあぁ、本当に来たんですね。

ーてっきりもう来ないものかと思っていました。

ーさて、覚悟は十分でしょうか?

ー序章として、少しだけ、考察要素を授けましょう。

ー前回、"彼視点"の話は登場しませんでしたよね。

ー感動をさせるなら、"彼視点"の方がいいはず。 …なのに、なのになぜ、

ー何故、視点は別の方だったのでしょう?

ーまるで、主人公が変わっているかの様ですね。

ー…はい。以上です。

ーでは、行ってらっしゃいませ。

ー夢は、覚めるものですよ。

ほとけ

ー…あれ、

ほとけ

、いき、てる。

目を覚ますと、自室のベッドにいた。 さっきまで、死のうとしていたはずなのに。

ほとけ

…あ、そっか、
僕、失敗したんだっけ。

ほとけ

ーそれから……

そこから、僕は違和感を覚えた。

ほとけ

…あ、あれ、?

ほとけ

"覚えてないや"

……あれ、

ほとけ

……ゆ、め、?

ーそうか、救われるはずないよな。 全部全部、僕のー…ただの、夢だった。

夢だった、のか。

ほとけ

…あっは…神さまも酷いなぁ、w

ほとけ

こんな夢まで見せるとか、
…聴いてないよ、w

ぼーっと天井を見つめる。

ほとけ

…どこまでが夢かすら分かんないや。

死のうとした所まではー……いや、違うか? 助けて貰えてないとしたら…

死のうとした後、…、あ、れ?

コンコン、とドアを軽く叩く音がして。

ほとけ

ーだれ、?

ドアを開けて入って来たのは、 見知った友人で。

しょう

…いむくん、起きたんやね。

ほとけ

しょー…、ちゃん

しょう

…良かった、いむくんはまだ、いたんや

ほとけ

しょー…、ちゃん?どうしたの、w?

ほとけ

…なんで、僕の家にいるの、?

ないこ

…また、そこで立ってるの?

しょう

…ないこ、さん。

しょう

だっていむくんがーっ

ないこ

いないよ、。

ないこ

……そこには、なにもない。

なにも、ないんだよ。

しょう

……、っ……

しょう

おか、しい、やん

しょう

おかしいやん、そんなの、っ…

しょう

全"部"全"部"っ!!!

ないこ

、…っ

しょう

なん"で、っなんで、いむくんがっー

しょう

いむくんが、ここにいないんやっ

しょう

あ"ぁっ……う"ぁ、ぁ……

まだ、いてくれてるんじゃないか、って …ずっと、期待していた。

話しかけたら、来てくれるんじゃないか、 笑ってくれるんじゃないか、って。

じゃなきゃ、どうなってもいむくんが報われない。

話の結末は、全部、俺の作り物だったのだ。

幸せでありたかった妄想で、 一緒にいたかった世界で。

現実は、そんなに簡単じゃないのに。

ー実際はこうである。

しょう

信じてくれへん…?

ほとけ

……うん、分かった。

ほとけ

信じるね!

…そう、もう違和感があるはず。 いむくんは、心を開いてはくれなかった。

しょう

いむくっ…

ほとけ

…なぁに?

しょう

……助けて、欲しくないんやろ

言うしか無かった。一か八かの賭けだった。

ほとけ

ー……そんな、わけ。

しょう

…でも、それでもでもいむくんを助けたい。これが俺の決断や。

しょう

お願い、いむくん、っ

最後、本当に最後だと思ったから。 …でも、口を開いたいむくんは。

ほとけ

……信じて貰える自信がないのに信じてー…か、馬鹿みたい。

冷たい言葉を吐き出した。

ほとけ

僕は、ずっと救いを求めてたよ。

ほとけ

もう、無理だ、って思ったからここまで来たんだよ、…死ぬ所まで。

ほとけ

なのに今更助けたい?なにそれ、信じられるわけないに決まってるじゃん

ほとけ

せめて、せめて僕に優しさがあるならさ

ほとけ

…ここで、潔く死なせてよ、

しょう

、…っ、いむ、く……

固まった僕を溶かしたのは、 ないこさんの言葉。

ないこ

嫌だ。絶対に、死んでほしくない。

ほとけ

……なんでよ、やめてよ、
もう嫌だってば!!!!

ほとけ

皆皆皆気持ち悪くって仕方ないの!!

ほとけ

僕が見てる世界は皆とは別物なの!!
全然違うんだよっ!!!!

ほとけ

僕は助けてほしくなんかない。

ほとけ

もう、諦めたいの、。

そこまで言ったいむくんは、 歩道橋の手すりにまた軽く乗る。

しょう

、まって、いむく…っ

しょう

待"っ"て""っ!!!

急いで手を伸ばした。 ーそれが、いけなかった。

伸ばした手をいむくんが掴んで、 胸へと引き寄せる。

ほとけ

…ぁりがと、ばいばい。

とん、っと僕の手で胸を押すと、 いむくんは、逆さまになって、 静かに車道へと落ちていった。

…僕は、自分の手で、いむくんを殺したんだ。

しょう

…ぇ、あ、あぇ、……ぇぁ、ぁ…

ないこ

………、しょ、

しょう

あ"、ぁ

ずっと、助けたかったのに。

ずっと、友達のはずだったのに。

なんで、なんで。

ーなんでよ。

なんで、いないの。

しょう

…僕の、せいだ、。

…僕は、固まって動けなかった。

ー僕が、殺したんだ。

い"や"ぁっ!!!!!

、…あ、れ、…?

ぼく………寝ちゃってたの、か。

…もしあの頃の自分に救いがあったらー…て、想像の小説なんて書いちゃってたから、かな……、w

…そりゃ、ばちあたりだよなぁ、w

…僕を助けてくれた人なんて、
誰一人いなかったのに。

……助けて、って、言えてたらきっと。

なぁんて、そんなわけ、ないかw

…あれ、そういえば此処ーっ

やばっ!?、

ちょ<].…0まず;〆゜・>sぃ"

ープツンッー

ーさて、どうでしたか? これが真相です。

ー勿論、物語の結末もこれです。

ー彼が殺しましたし、彼に殺されました。 …え?物語として最悪だ、って?

ー作者の自我を出しすぎだと?

ー…まぁそうですね、そうかもしれません。

ー物語の結末としては0点でしょう。 でも、現実味でいえば100点です。

ー物語でこんなの、見たくはないですよね。 それは当たり前です。

ーですが、見るのを選んだのも貴方です。 そしてこれは、単なる夢物語、 貴方には関係ありません。

ーえ、私ですか?私は傍観者です。

ー貴方と同じ、助けはしない傍観者。 こんな物語を読んでしまうような、ね。

【この物語は、一部"ノンフィクション"です。】

ー通信が切断されましたー

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