クロノア
どーするかなぁ…
様子を見に行って、帰ってきて メールを開き仕事内容を確認する それだけの事なのに疲れている
トラゾー
あ、クロノアさん
クロノア
ん?どうしたの、トラゾー
トラゾー
いや疲れるな~って思って
クロノア
まぁ疲れてはいるよ
クロノア
トラゾーも車の運転
疲れたでしょ、ありがとね
疲れたでしょ、ありがとね
トラゾー
任せてください!
トラゾー
後、俺の棚から重り
取ってください
取ってください
クロノア
はい、筋トレ頑張って
トラゾー
ありがとうございます!
トラゾー
おっぺいんと、どうした?
トラゾーが開けた扉の先で 眉を下げたぺいんとが立っていた、 入れ違いになるように中へ入ってくると 静かに扉を閉じる
クロノア
どうした?
ぺいんと
いや、クロノアさんに
言っておきたい事があって
言っておきたい事があって
クロノア
取りあえず座りな
ぺいんと
はい
ぺいんと
で、話なんですけど
クロノア
うん
ぺいんと
俺、帰りの車内で寝てた
じゃないですか
じゃないですか
クロノア
寝てたね
ぺいんと
あの時夢の中で、ユメクイ様と会ったんです
ぺいんと
白い空間でトラゾーよりも大きな男が座ってて
ぺいんと
ユメクイだって名乗ってて
クロノア
…なるほど
ぺいんと
神社の管理をしてくれってお願いされて…
ぺいんと
でも、やらなくても
神様達は何もしないって
神様達は何もしないって
クロノア
ぺいんとは何か返した?
ぺいんと
何も…
クロノア
それで良い、ぺいんと
ぺいんと
皆、大丈夫ですかね…?
また白昼夢に入るとか…
また白昼夢に入るとか…
クロノア
"絶対"は言いきれないね
クロノア
どうするべきだと思う?
ぺいんと
俺的は受ける方が…
ぺいんと
機嫌を損ねて襲われるよりかは、安全かなって
クロノア
それは俺も同じ考え
クロノア
確実な安全を取る方が良い
と思ってる
と思ってる
ぺいんと
後は2人ですよね
クロノア
ご飯の後に話そうか
ぺいんと
分かりました
ぺいんと
あ…
ハクジツ様
ん?お主ら久しいな
クロノア
こんにちは、ハクジツ様
ハクジツ様
すまぬが、まだユメクイは目覚めてない
ハクジツ様
あやつに用があるなら
しばし待つことだな
しばし待つことだな
ぺいんと
クロノアさん…
クロノア
今回のご依頼の事は?
ハクジツ様
もちろん知っている
クロノア
俺達4人、引き受けることになりました
クロノア
お手柔らかにお願いします
ぺいんと
お、お願いします…
しにがみ
お願いします…
トラゾー
お願いします!!
ハクジツ様
それは真か!
ハクジツ様
これほど幸福な事は無い!
宴をせねばならんな!
宴をせねばならんな!
落ち着いていた声は元気に跳ね、どこか 子供のような雰囲気を感じさせた
ハクジツ様
夜叉!夜叉は居らぬか!
しにがみ
ヒッ…!
トラゾー
うおっ?!
ぺいんと
夜叉だ…
ハクジツ様
今夜は宴だ、準備をせよ
クロノア
くぁ…
クロノア
懐かしい夢だったな…
アラームを切り、布団から身を引きずる 俺達がこの屋敷に住み初めて1ヶ月 すっかりここの生活に慣れた
クロノア
よいしょっ
クロノア
あ、おはよう夜叉
夜叉
ぉはよう
俺がハクジツ様の使いになったことで 夜叉と会話が出来るようになった、意外と面倒見が良く手伝ってもらう事も多い
夜叉
よぃ夢をみれたか
クロノア
懐かしい夢を見たよ
クロノア
今日はお弁当誰だっけ
夜叉
トラゾーとしにがみだ
クロノア
ありがと~
夜叉
ぉこしてくるか...?
クロノア
うん、しにがみくん達
起こして来て
起こして来て
これは、非現実的な日常を生きる 少し変わった俺達の話