大体のお客さんたちはいい人だけど
ギャンブルで負けたのか、相手に逃げられたのかは知らないけど
時々、中出ししてくるやつがいて気持ち悪い
それでも、給料は昼のバイトの倍くらいはあるから嬉しい
それでも生活費が足りない時もあって、本当に辛い
赤
お先に失礼します
家に帰る時はいつも考えてしまう
本当に自分は必要なのかな
ちゃんと役割を果たせているかな
そんな事を考えているうちにいつも死にたいと思ってしまう
そしていつものように橋の方に向かって飛び降りようとする
本当に死にたいと思っていても、いつも飛び降りる寸前で止まってしまう
俺が死んだら紫ーくんが大変になる
俺は生きていても死んでも誰かに迷惑をかけてしまう情けない人なんだなと
そう思ってしまう
赤
ただいま
紫
おかえり赤くん
赤
あ、紫ーくん起きてたんだ
紫
うん、今帰ってきたところ
赤
そうなんだ、お疲れ様
紫
うん、
赤
どうしたの?
紫
いやちょっと話があって
赤
話聞くよ?
紫
うん、
赤
...
紫
俺学校辞めよっかなって
赤
え、、
赤
なんで?どうして?
紫
橙くんも高校生になるし、生活費足りなくなるでしょ?
紫
それに、制服だって買わなきゃ
赤
それは、俺のお下がりが、、
紫
でも赤くんのサイズ橙くんには着れないと思うんだよね
紫
だったら俺が学校辞めて その制服を橙くんにあげた方がお金もかからないでしょ?
赤
それはそうだけど、
紫
それに赤くん昼もバイトしてるでしょ?
赤
なんで知って、、
紫
友達が言ってくれたの
紫
そんなに生活費足りないなら言ってよ
紫
俺だってバイト増やすんだから
赤
ダメだよ
赤
紫ーくんは今年受験生でしょ?
赤
それに俺より頭もいいんだから、学校なんて辞めないでよ
紫
それだったら赤くんはもう受験生じゃん!
赤
俺は就職するから
紫
なんでいっつも頼ってくれないの!
あ、紫ーくん怒りそうだな
紫
俺たちの事考えてくれてるのは嬉しいけど、自分も大切にしてよ
紫
なんでそういつも自分で解決しようとするの
紫ーくんに俺の気持ちが分かるわけないでしょ
赤
俺だって頑張ってるのに、なんでそんな事言うの!
赤
俺はみんながちゃんと学校に通えれるように、ちゃんと生活できるように
赤
色々頑張ってるのに、急に学校辞めたいとか言って俺が頑張って貯めてきたお金が全部水の泡になるじゃん!
紫
俺はそんな事言ってない、なんでもっと頼らないのって言ってるだけ!
赤
じゃあ頼ったらなんかしてくれるわけ?
紫
バイト増やしたりできるし
赤
バイト増やして体調壊したりでもしたらこっちが困るの
赤
なんでそんな事も分からないわけ
紫
ッ〜〜!
泣かせてしまった
紫
もう知らない!
紫
こんな兄と一緒に居たくない
なんでいつもいつもこうなるんだろう
紫ーくんはいつも弟たちの面倒も見てくれるし
俺のことも気遣ってくれる
それなのになんであんなこと言っちゃったんだろう
桃
赤、、
赤
あ、起こしちゃった?
赤
ごめんね
桃
生活費足りないなら俺バイトするよ?
赤
ううん、大丈夫だから
赤
桃くんは部活に励みな
赤
ほらもう遅いし、寝よ?
桃
うん
桃
おやすみ
弟に心配かけるし、喧嘩はしちゃうし
本当に情けないな