今日も私は教室の隅で1人。
1人なんて慣れた事。 友達なんて居ないのが普通。
そんな中、 やけに騒がしい所がある。
そこは いわゆる「陽キャ」という部類に入る所だろう
その中でも 中心となる人物
それは
私の好きな人
なんて... ただ、1人想ってるだけだが...
そう思っていても自惚れる。 私に笑いかけたくれた時 挨拶を交わしてくれた時
私にも希望があるのではないかって 少しは良い関係なのではないかって
そんなのある訳ないのに
また君の事を見つめる。 静かに静かに
私
見つめるとまたニヤけてしまう
それを本で隠しながら、 目を少し出しまた見つめる
お昼時になり お腹が空く時間
お昼休みは 屋上に行き、お弁当を広げ 一人で食べる
私
自分なりに頑張って作ったお弁当
いつかあの人に食べてもらいたくて頑張った
そんなの有り得るわけないけれど
そんな時 ガチャリと屋上の重い扉を ゆっくりと開ける音がした
彼
柔らかくにこりと笑うのは 彼。
私
突然な登場に唖然とする私
彼
空を仰ぐように 長く曲線を描くような腕を伸ばす
彼
私の方へ向き返り 私の名を呼ぶ
名前を覚えてくれていたことが ただただ嬉しくて
顔がカァーっと赤くなるのが 自分でも分かる
彼
私
優しく笑いかけてくれる彼とは対照的に とても冷たい言い方をしてしまった
だからコミュ障と言うものは 本当に嫌になる
彼
彼
私
この後も相変わらず 会話が余り弾むこともなく お昼休みが終わった
家に帰ると やってしまったぁ〜 と後悔する
けれど、 やっぱりコミュ障というものは難しい 気持ちを上手く伝えられなく いつも自分に苦戦する
自分に苦戦する...なんて 自分でも笑える
ならば もう、告白してしまいたい
私
私
私
彼も人気で 女子の反感を買ってしまうかもしれない
けれど私には何も失う物などない 友達も、友情も、愛情も もう何も無いのだから。
そう思えば 何故か勇気が溢れる
私
いよいよ 告白の日。
君と話せたあの場所を 私は選んだ
彼に少しだけ触れられた場所
彼はガチャリと少し重い扉を開け 入ってくる
彼
私
彼が入ってくると 急に緊張し、張り詰めた空気が流れる
言わなきゃ... 言わなきゃ
言わなきゃ!
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私
全てを吐き出すように 彼に言葉をぶつけた
目からは雫が次々と流れ 落ちてくる
彼
今日も柔らかい優しい笑顔を見せる
私
私
そう言い残すと 私はくるりと振り返り、 ドアを開け走った
息が切れるまで ずっとずっと
私
大好きです────────。
青空に向かい ピースサインを見せる
温かい太陽が 優しく優しく慰めるように 静かに私を照らした───────...
コメント
10件
ぅうぅぅぅ!!!!! 語彙力の塊でした!!! もうね!? 女の子の感情とかめっちゃ分かるし、男の子の優しい笑顔とか頭にイメージわくからもうこの作品一つで絵を書けそう(( はい!! これ全米が泣くね絶対() 最高でした! 長文すまぬ(´;ω;`)
返事どうしたんだよ! めっちゃ気になるよ!? (´・ω・`) それで振ってたらその人絶対後悔する(´・ω・`)
返事が聞きたい!! 好きだなー本当に 神