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ビースト

1 - これじゃまるで……

♥

8

2024年07月12日

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ハク

あー、腹減ったァー

ハク

なんで俺が借金なんて…

ハク

借金さえなけりゃもっとマシな生活できたんだろうなー

ハク

全部親父のせいだ…

ハク

でも防衛隊にさえ入れば借金は払える…

ハク

絶対に受かってやる…!

防衛隊とは、突如として現れるようになった『魔獣』という化け物から人々を守る軍隊のことである。

ハク

それまでに鍛えとかないとな

ハク

あぁー、でも腹減って動けねぇ…

ゴゴゴゴゴ…!

ハク

なになになに!?

緊急事態発生、緊急事態発生、魔獣と思われる大型のゲートが発生しました、安全な場所に避難してください。

そして上空を見上げると何もない空間に大きな裂け目のようなものができていた。

ハク

そんなこと言ったって…動けねぇ…!

しかし裂け目から大量の魔獣が押し寄せる。

ハク

くそ…地面に這いつくばってでも逃げねぇと…って、あ……

俺の目の前にはすでに巨大な人型の魔獣が立っていた。

ハク

(どうする…?逃げるか?いやでも間に合わねぇ!)

そしてその魔獣が襲いかかってくる。

ハク

(クソッ!クソッ!俺はこんなところで…!)

その瞬間攻撃を弾く音とともに女の人が現れた。

ハク

!?

???

大丈夫か…?少年…?

ハク

それより前!

女の人は後ろから襲いかかってきた魔獣の攻撃を弾き、そのまま真っ二つにその魔獣を切り裂いた。

ハク

(すげぇ、これが…)

ハク

(防衛隊の力…!)

???

すまない…君を安全なところに避難させたいんだが、別のところに向かわないといけないんだ…君をおいていくことを許してくれ…

そう言い残し、女の人はどこかへ行ってしまった。

ハク

とにかく安全なところへ逃げないと…!

そして地面に這いつくばりながら逃げていると、

速報、本魔獣撃破、隊員は他の魔獣の討伐に向かえ

そんな警報が鳴った。

ハク

まだ魔獣は残ってんのか…早く逃げねぇと…

そう言った時、

ハク

うわっ!って死体か…

ハク

(なんだ…?この魔獣…なんかうまそうだな…)

ハク

(ってだめだろ…!こんなもん食ったら腹壊すわ!)

ハク

(でもなんか食わねえと死んじまう…)

ハク

しょうがない…生きるためだ…

そして俺は魔獣を口に運んだ。

ハク

まっず!!!

ハク

でもなんか力が…

ハク

あれ……でもなんか息が……

ハク

息できねぇ…苦し…だ…れか……

ハク

なんか…体が黒く……

ハク

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!

ハク

(意識が……)

そこで俺は意識を手放した。

しばらくすると意識が戻ってきた。

ハク

(なんだ……?どこだ…?ここ?)

そして目の前には防衛隊がいた。

ハク

(なんで防衛隊が…?しかも俺のこと囲んで…?)

防衛隊

進化魔獣の討伐を行う!

ハク

(進化魔獣…?そんなのがいるのか…!?じゃあ早く逃げねぇと……!)

ハク

(ってあれ…?)

違和感に気づく。

ハク

(なんだこの黒い拳…?)

ハク

(拳だけじゃねぇ…!足も…体も……!)

ハク

(これじゃまるで……)

ハク

(魔獣じゃねえか……!)

ハク

(ってことは防衛隊の狙いは……俺…!)

ハク

(どうする…戦うか…?でもこの量相手じゃ無理…)

ハク

(……もしこの体が本当に魔獣なら…)

ハク

おらぁ!

地面を殴り、砂埃を発生させる。

ハク

(倒せなくても逃げはできる…!!)

防衛隊

前が見えない!早くこの砂埃を消せ!

砂埃が晴れる。

防衛隊

…逃げられたか

ハク

あぶねー!なんとか逃げれた…!

ハク

てか体戻ったな…って、ん?

前を見ると目の前には魔獣がいた。

ハク

クソッ!もう逃げる体力は残ってねぇ!

ハク

どうにかもっかい変身して…

ハク

こんな感じか?

すると右腕だけ魔獣化することができた。

ハク

上手くできねぇ!でも今はこれで十分!

ハク

オラァ!

魔獣を思いっきり殴ると魔獣は消し炭になり、正面の木が全て無くなっていた。

ハク

え、なにこれこっわ

ハク

ってかなんか視界がぼやけて……

そして俺は意識を手放した。

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