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こんばんは!
今回は!
もう学校も1年終わりですね……。
って事で!(?) 今回は学パロです!
nmmnです!
何でも許せる人だけどうぞ!
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
桃
俺は昔からの難聴。
耳が聞こえない。
授業中はスマホの文字起こしを使っているけど……。
モブ
スマホ) 授業中スマホ使っているってやばすぎ
桃
俺も好きで使っている訳じゃ無いし。
授業が終わった。
正直居心地が悪い。
……廊下行こ。
桃
桃
俺も、好きで耳が聞こえない訳じゃない。
むしろ、聞こえる様になりたいと思っている。
考え事をしてて下を向いて歩いていた時だった。
ドンッ
桃
誰かとぶつかった。
桃
どうしよう……。
ぶつかった人倒しちゃったよ……?
桃
青
青
青
青
あっ……。
青
スマホ) 大丈夫
スマホ) 俺の事は心配しないでええで
すみません……!
桃
青
何かを探している……?
あっ……!
桃
桃
青
桃
青
青
俺がその子に渡した物は、
白杖だ。
青
スマホ) ありがとな
青
スマホ) 俺青仲良くしてな
桃
桃
青
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
青
青
桃
青
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
行っちゃった……。
また会いたいな、なんて。
これは、難聴の俺が、
視覚障害の君に恋をするお話。
青side
ドンッ
その物音と共に、俺は倒れた。
完全に油断してた……。
青
ぶつかった子……喋らへんな。
もう行ってしまったんかな。
青
そんな独り言を呟き、俺は立ち上がった。
が、白杖が無いことに気づいた。
とりあえずぶつかった子が居たら安心させへんと。
青
すると……。
カキカキ
何かに書いている音が聞こえた。
俺目見えへんのやけどな……。
白杖早く探さへんと……。
青
トントン
青
いきなり肩を叩かれてびっくりした。
多分ぶつかった子だろう。
俺は、そのまま手を引かれ、とある物を触った。
それは、
白杖だった。
青
青
すると……
桃
桃、ね。
ええ名前やなぁ。
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
後ろ側から声が聞こえて振り返った。
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
間違いない。担任の声だった。
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
そう言いながらも手を引っ張ってくれる担任。
青
青
桃
青
桃は少し不安定な言葉で返した。
何か障害でも持っとるん……?
やべっ!担任待たせてるわ。
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
そうして俺は、その場を離れた。
俺は、歩きながら担任に質問した。
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
あいつ耳聞こえないん……!?
青
目が見えない俺にとっては……。
でも、あの優しい声……優しい感触。
また、会いたい……なんてな。
𝒕𝒆𝒂𝒄𝒉𝒆𝒓
青
これは、視覚障害の俺が、
難聴の君に恋をするお話
あの出来事から数日。
青と出会った廊下を歩いていた……。
ずっと歩いているが、青の姿は見当たらない。
まぁ、忙しい、よね……。
すると……。
青
白杖を左右に振りながら、廊下を歩いている青に会った。
ちょっと驚かせてやろうか な……(笑
桃
青
青
青
スマホ) うわっ
スマホ) この声桃やろ
スマホ) こんな事してええんかなぁ
桃
青
スマホ) ええよ
青
スマホ) 近くの椅子で話せん
桃
青
座りました。
青
スマホ) ルール決めよや
桃
青
スマホ) はいなら俺の肩を1回叩いて
青
スマホ) いいえなら2回な
桃
青
スマホ) 3年生
桃
青
スマホ) 次支援学級
桃
青
スマホ) 普通学級
桃
青
青
スマホ) 何組 クラス分叩いて
桃
青
スマホ) わかった
それからもう少し。
青とずっと話していた。
ままならない喋り方だったと思うが、それを気にしないぐらい、優しい彼だった。
桃
青
むっちゃ驚いた……。
聞き覚えのある優しい声。
青
青
桃
桃
ワンテンポ遅れて桃が返事を返した。
スマホで聞き取っているからだろうか。
青
青
桃
桃
青
座りました
青
桃
青
青
桃
桃
青
桃
3年生……。
青
桃
え、ちゃうん……!?
青
桃
普通学級な……。
青
青
桃
1……2……2組な。
それから少し。
桃と話していた。
桃は俺が分かるように頑張って喋って、伝えて。
その気持ちが嬉しかった。
俺が、目が見えないなんて思わせないような気がした。
あれから数ヶ月。
青とは仲良くなって。
ちょっとした事で笑い合える。
そんな関係になっていた。
今日も、青とお喋り。
その時……
モブ
モブ
なんて言っているんだろう……。
桃
青
青
桃
あった、スマホ……。
スマホ) なんでそういう事言うん
青
それは、普段と違って、
優しくない青だった。
モブ
モブ
桃と喋っている途中、そんな声が聞こえた。
この言葉は、我慢できなかった。
青
青
モブ
青
桃
青
青
桃
桃
青
俺は必死にブチ切れる気持ちを抑えてそいつに言った。
青
青
青
青
青
モブ
モブ
その瞬間、俺の手を解かれた。
モブ
廊下を走り去る音が聞こえ、ちょっと安心した。
桃
青
俺は空中に四角を描いて桃に伝えた。
モブ
モブ
なんて言っているか分からなかった。
青からスマホの電源落とせって言われた……。
だけど、一つだけ。
青は凄く怒ってた。
表情で分かる。
青
スマホかな……?
桃
これで大丈夫……!
青
青
スマホ) ちょっと怒りすぎたかもな
スマホ) 桃の悪口言ってんの許せなくて
そう、だったんだね……。
俺の為に……。
桃
青
スマホ) 照れてる
桃
青
桃
正直、凄く嬉しかった。
俺の為になんて、初めてだったから。
青
スマホ) お喋りしよや
桃
ありがとう、青。
数週間後
今日は高校の卒業式です!
青来ないかなぁ……。
青
あ!
桃
青
スマホ) 桃
桃
青
スマホ) 今日で卒業やなぁ
青
スマホ) 悲しくなってまうわ
桃
青
スマホ) 笑うなし
桃
青
桃
青
スマホ) 空いてるで
青
スマホ) どしたん
桃
青
スマホ) そっか
桃
青
スマホ) ええよ迎えに来てな
桃
放課後です!早くないよ?()
桃に手を引かれ、とある場所にやってきた。
桃
目を閉じるのね。おけ
青
桃
俺の顔に触れ、なにかをかける桃。
なんやろ……?
桃
そう言われ、目を開くと、
そこに居たのは、
優しい瞳で此方を見つめる桃だった。
放課後、青の手を引き、とある場所にやってきた。
桃
青
青が目を瞑った後に取り出したのは
視覚障害者用の眼鏡。
青専用に作って貰った物だ。
卒業式にずっと渡そうと思ってた物……。
桃
少々手こずりながらもそっと青の耳にかける。
桃
青
青が目を開いた瞬間……
青
桃
え、え、大丈夫……!?
青
顔面を覆い泣いてしまう青。
見えてる、かな……?
桃
確認の為に手を振った。
青
桃
見えてる、見えるんだ……!
桃
青
青
スマホ) ありがとう 一生の宝物やな
桃
青
スマホ) 桃も、目瞑れ
目を瞑る……?良いけど……。
桃
世界が変わった。
明るい視界。
そして、明るい笑顔を見せる桃。
青
桃
だったら、お返ししなきゃな。
そう思い、取り出したのは
補聴器。
桃に以前聞いた所、補聴器はつけていないと言った。
補聴器で聞こえたら……良いな。
青
よし、出来た……。
あとはスイッチを……の前に、
青
桃
よし、良いな。
青
青
桃
桃
桃
桃
青
青
良かった……。
桃、
青
桃
優しくて、心地よい声。
安心したし、嬉しかった。
青と出会えて幸せだった。
桃
青
気持ちが伝わって良かった。
でも、幸せな事はこれだけじゃ無かった。
青
桃
青
青
青
青
青
桃
ちょっと待ってよ……!
桃
青
桃
これは、ずっと思ってた事。
桃
青
青
青
桃
今までに無い幸せ。
この人と出会えて良かったな。
〜数年後〜
今日は俺の方が起きるの早 い〜♪
脅かしたろ……(笑
青
補聴器を桃の耳につけ、スイッチを入れる。
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
桃
あぁ、やっぱり
この人と居れて良かったな。
俺は、いや、俺達は
桃
青
桃
青
青
桃
俺達は何時までも、
幸せ者だなっ!
最後まで見て下さりありがとうございました!
長かったですよね……。
サムネですっ!
白杖とメモ帳は自作です!
意外と頑張りました……!
改めて、ご卒業おめでとう!&1年お疲れ様!
入学とか進級とか、不安な事いっぱいだと思いますが!
頑張りましょう……!
それでは!
ばいばい!