健正
何してるの?ここ立ち入り禁止じゃん。
はる
いや、逆になんでいるの?
健正
俺はちょっと息抜き
はる
ふーん・・そーなんだ
健正
なあ
はる
何?
健正
それ何?
はる
それって何?
健正
そのポーチ。
健正
なに入ってんの?
はる
・・なんでもないよ
健正
嘘だろ
はる
ほんとだってば
健正
貸して
はる
いやだよ
健正
よっ・・と
はる
あっ!!ちょっと!!
ジィー・・
健正
何これ・・薬?なんで?
はる
・・脳腫瘍
健正
え?今何て?
はる
私、脳腫瘍があるの。
小学5年生からだから今年で三年目
小学5年生からだから今年で三年目
健正
そうだったのか・・
健正
勝手にごめん・・
はる
そうだよ
健正
・・は?
はる
そうだよ 本当だよ
はる
悪いってほんとに思ってるなら、私と契約しよう
健正
・・どんな契約なんだよ
はる
今紙に書くね
健正
うん
数分後
はる
・・よしっできたっ・・と
はる
はい、これ読んで
健正
ああ
契約書 はる ・私は健正の言うことを月に一度だけなんでも聞きます。 健正 ・僕はなんでもはるの言うことを聞きます。 ・はるがこの契約をやめようというまで言うことを聞き続けます。 以上
健正
・・なんか俺キツくない?
はる
いいじゃん
はる
勝手にポーチ見たんだから
健正
そうだけど・・
健正
じゃあ1個だけお前のやつ増やしても良い?
はる
何増やすの?
健正
俺に誕生日プレゼントとかバレンタインとか渡すこと。
はる
そんなんで良いの?
健正
うん。いい
はる
わかった
はる
じゃあこれからそういうことでよろしく。
健正
こちらこそよろしく。
はる
てか返してよポーチ
はる
薬飲んでないから
健正
あ、ごめん
はる
ん ありがとー
こうして2人の物語が始まった