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待ってこれほどテラーノーベルで泣いたことない
ゆかさんの作品ほんと好きです! 続き待ってます!!
終わった……なお兄がもう動けない。 辛そうな顔をしてこちらを見ている。
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
さっきの魔法だ。
じゃぱぱ
何度も何度もこちらに向けて発射?してくる。
じゃぱぱ
流石に体力が無さすぎる。
重い足を手も使って動かしているような醜さ。
それでも炎は止まらない。
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
頬と首がひりひりする。 完全に火傷してしまった。
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
きっとなお兄にも 炎は当たっていたのだろう。
息苦しそうに倒れてしまった。
いよいよだ。本当に俺しかいない。
たっつん
嘲笑うたっつん。
たっつん
恐怖以外の何物でもない笑みを浮かべ 地上に降りる姿はどこか
じゃぱぱ
"あの時”のようだった。
じゃぱぱ
無言で近付いてくるたっつん。
目も…髪も………
服も…返り血で真っ赤。 髪の毛に関しては染めたのだろうか?
ボカッ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
もう隣に居たなんて全然気付かなかった。 拳が早くて強い。
じゃぱぱ
そう疑うほどにその拳は 固く、重い
じゃぱぱ
変な考え事をしている暇はなかった。
強烈な痛みが今更やってきた。
俺は後頭部を思いっきり…
じゃぱぱ
なぜ意識を保っているのか不思議な程に
君の右手から来たエネルギーが俺を苦しめる。
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
何を見てそう思ったのかは検討もつかない。
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
自分でやって、自分で笑って…
たっつんが人間じゃないように見えてきた。
黙って座り込んでいる俺。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
ドン、ドン、ドン、ドン。時には鈍く。
うるさいようなうるさくないような
嫌な音がエンド全体を包む。
じゃぱぱ
深呼吸する暇もない。 俺は蹴られた勢いで仰向けにされた。
じゃぱぱ
エンドの汚れたような空を見上げる。
たっつん
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
完全に折れた。 痛い。痛すぎる。
たっつん
蹴り続けられても 折れた左足にしか意識がいかない。
頭の中で何度も再生される
あの鈍い音。
じゃぱぱ
再生される度に不快になる。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
そんな願いはたっつんの耳を通らずに
遥か彼方へ消えて行く。
たっつん
じゃぱぱ
もう何も考えられない。
同じところを蹴り続けられるその痛みしか 俺の神経を刺激できなかった。
今の俺はどんな顔をしているのだろうか
ボキッ
じゃぱぱ
聞きたくなかった音が再来。
俺の左腕はポックリ逝ってしまった。
それでも左側に立ち続けるたっつんの考えなど わからなく…わかりたくもなかった。
じゃぱぱ
折れるものでは無い。なんせたっつんの…
たっつん
靴が硬すぎる……
石よりも硬く感じた。
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
そんなことを言いながら足を振るたっつん。
足を振りながら遠ざかる。
普段見ることの無い光景。
見てて気持ちが悪かった。
たっつん
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
本当にその通り。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
諦めの気持ちを誰かに向けるかのように
上を見上げた時…赤いものが目に入った のと同時にヒューッと風が吹く。
じゃぱぱ
赤いものはたっつんだった。
じゃぱぱ
そう想像してみると俺は…
ぐちゃぐちゃで
醜くて
もはや別人のようだった。
じゃぱぱ
黒曜石の塔の上から見下ろされている俺は
情けなくて仕方がなかった。
どんな時も。
じゃぱぱ
たっつん
どんな時も。
じゃぱぱ
たっつん
君は気付いていないようだったけれど
いつも可愛い上目遣いだった。
たっつん
愛おしいあの姿は……
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
まるで漫画のような笑い方をする君。
もう俺は何も出来ない…
俺は…
俺は…
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ