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藤澤涼架
○○
彼女はベッドの上で嬉しそうに笑う
○○
○○
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
○○
僕から本を受け取るその手は以前と違って小さく痩せてしまっていた
○○
無邪気に笑う
藤澤涼架
○○
藤澤涼架
藤澤涼架
○○
○○
嘘だ
藤澤涼架
○○
○○
○○は会う度に痩せて見えて
○○
○○
前よりも明るく笑うようになった
○○
○○
藤澤涼架
○○
気がつけば瞳から涙が溢れていた
眉を下げて笑う姿はあまりにも痛々しくて
○○
○○
○○
○○の笑顔は崩れなかった
ずっと
誰よりも明るく
○○
藤澤涼架
藤澤涼架
慌てて涙を拭う
藤澤涼架
○○
○○
藤澤涼架
彼女は嬉しそうに微笑んだ
ドアに手をかけ部屋をさる間際に
○○
藤澤涼架
ゆっくり振り返る
○○が僕を止めるのは珍しい
○○
○○
○○
○○
藤澤涼架
藤澤涼架
ニコッと柔らかい笑みを浮かべて
○○
○○
藤澤涼架
藤澤涼架
それが○○との最後の会話だった
翌日、 病室にはもう○○の姿はなくなっていた
昨日の真夜中
容態が急変してそのまま...
僕は少しでも生きていた時の○○を 感じようとまた病室に戻ってきたのだ
藤澤涼架
ベッドを静かに眺める
ふとカーテンが風になびいて あの花瓶を撫でた
藤澤涼架
そっと花に近ずく
藤澤涼架
藤澤涼架
思わず笑ってしまった
藤澤涼架
藤澤涼架
指先で触れたその花は
枯れることを知らない造花だった