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今日の任務場所にて…… 今日の任務場所は、廃れた大きな屋敷で。 まるでお化け屋敷のようだった。

今日は歌姫を助けにいくだけかよ〜〜だりぃ〜

悟、仕方がないだろう

歌姫先輩だけならまだしも、冥さんもいるのに
任務行ってから丸2日連絡がないんだ
私たちがどうにかしなくてはいけないだろう。

………だとしてもよ、
硝子はわかるけど零那はついてくる必要あったのか?

きだるそうに振りむき、鋭い瞳で私を見つめた。

♡ 零那 ♡

……仕方ないでしょ。先生からちゃんと見ておけって言われたんだから。

硝子

保護者みたいだな。

♡ 零那 ♡

うっ

確かに硝子ちゃんの言う通りだ。 夜蛾先生は私がこのなかで一番真面目だと思っているのか いつもこの2人のブレーキ役を任されている

…ってかこれ呪霊の結界っぽいね

んじゃちゃっちゃと終わらせようか。
補助監督を置いてけぼりにしてしまったんだし待たせるわけにはいかない

はいはーい

悟は肩を鳴らしながら館に向かい、体制を整え 手のひらを添え、蒼い呪力を作り上げる…

私はその瞬間悟がなにをしでかそうとしているのか大体察しがついてしまった。

♡ 零那 ♡

悟!!待って、先に帷を___

だが遅かった。

術式順転 蒼!

夜蛾

この中に補助監督をおきざりにして
帷は自分たちで下ろすからと言ったやつがいるな?

夜蛾

………そして帷をわすれた。名乗り出ろ

私以外の三人が正座させられ先生に案の定怒られてしまっている。

私はそれをみてあわあわとするばかりだった。

♡ 零那 ♡

ご、ごめんなさい、先生。
私が悟を止めきれず、帷を張れませんした…

夜蛾

…いや、それでもお前は最初にするべきだと止めた
それなのにそのまま実行したやつがいる

夜蛾

悟、おまえだろ

そういうと、他の2人もこくこくとうなづいていて、 悟は顔を俯かせた後手を上げた

先生!犯人探しはやめませんか!?

ゴツン!!

その瞬間、先生の躊躇ない拳を悟の頭にぶつけた

あのまま零那黙っとけばよかったのにー。

♡ 零那 ♡

悟が悪いんでしょ

悟は大きいたんこぶをなでながら私を睨みつけるもそっぽむいてやった

ってか帷ってそもそも必要かよ。
呪霊も呪術もみえねえのに

悟はバスケットボールをゴールバケットに投げ入れるも、 私がそれを片手で阻止した。

♡ 零那 ♡

いるでしょ、何言ってんの。
まーた先生に怒られたいわけ?

そうだよ悟、呪霊の発生を抑制するのは
人々の心の平穏さ。

極力秘匿しなければいけないのさ

♡ 零那 ♡

そうだよ、そのために先生たちが何度も注意して__

あー。もうわかったわかったって

悟は私がバスケットボールを弾ませている途中で、横から取り、 そこから華麗にシュートをきめゴールバスケットの中へと命中させた。

お前みたいな弱い奴らにきを使うのは疲れるよほんと

♡ 零那 ♡

………あんたね、いつもいつも私のこと弱い弱いって

そこまでだ悟。

零那のことが好きだから知らないけどあんまりからかっちゃダメだ
嫌われるぞ?

♡ 零那 ♡

………え?

え?悟は私のことが…すき?

あ?

おや?図星かな

悟と傑の間からなんだか不穏な空気が流れた。

お互いの言葉の棘がだんだんと増えて尖っていく そしてなにも止められずに見ていると 呪力の気迫がだんだん濃くなっていき、私の肌は滞っていった。

ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねーよ、オッエーッ

♡ 零那 ♡

やばい、まずいよ硝子ちゃん、止めないと……ってあれ?

さっきまで悟のサングラスで遊んでいた硝子ちゃんはケンカが始まる予感がした途端、 もう逃げていたようだった。

外で話そうか、悟

寂しんぼか? 1人で行けよ

♡ 零那 ♡

わーー!!ちょっとだめだめだめ!!

これはまずい、体育館がぶっつぶれてしまう。 2人をとめないとまた…………

仕方ない、と意識を固め呪力を練り目を見開こうとしたその瞬間だった。

ガラララララ!!

夜蛾

いつまで遊んでいる!硝子はどうした!

ちょうど先生が来たその瞬間2人は何もなかったかのように ストレッチや伸びをしたりして誤魔化している

さあ?

便所でしょ

♡ 零那 ♡

………ほっ

私の術式を使わずに済んだことに安堵し、ほっと息を漏らした。

……でもさっき、悟は私をすきとかなんとかって…

きっと、傑の思い違いで、また私にいじわるしただけだよね

きっとそうだと思いこむことにした

夜蛾

まあいい、この任務は三人にいってもらう

2人は「はーー、めんどくせえ」と言いたげな顔をしてこっちを見てきた。

夜蛾

なんだその面は

いや

別に

♡ 零那 ♡

(こいつら絶対私といくのめんどくせーと思ったんだろうな。まあ、任務のこともなんだろうけど)

♡ 零那 ♡

はぁー…

夜蛾

……正直荷が重いとは思うが、天元様のご指名だ

♡ 零那 ♡

…!

私たちはこの任務で。

最悪の結末を迎えるだなんて思っても見なかったのだった。

がきんちょの護衛と抹消ーー???

ついにボケたか

春だしねえ。次期学長って浮かれてるのさ

……この2人はさておき、

私たちが当たる任務は超重要任務らしく、 星槳体という天元様の適合体の護衛と抹消2つ任務に当たることになったのだった。

♡ 零那 ♡

……でも天元様って不死なのでは?せいしょうたいって?

夜蛾

……不死の術式を持っているが不老ではないんだよ。

夜蛾

ただ老いるには問題なんだが、一定以上の老化を終えると
術式が肉体の創りを変えようとする。

夜蛾

…進化、人でなくなりより高次の存在と成る

いいじゃん、かっこいいー

♡ 零那 ♡

……えぇ、じゃあ適合体の意味は?

それはもちろん大いにあるよ

天元様によるとその段階の存在には
“意識”というものがないらしい

天元様が天元様でなくなる。

♡ 零那 ♡

…要するに結界のセキュリティや任務の消化もままならないってこと?

そゆこと、最悪の場合、天元様が人類の敵となる可能性がある。
だから500年に一度、“星槳体”とどうかし肉体の状態を置き換える

なるほど、肉体が変われば寿命、つまり術式がリセットされるんだ。

♡ 零那 ♡

……じゃあ超重要任務ってことじゃん

そんな超重要任務に零那連れて大丈夫か〜?

こいつすぐ足引っ張るし、俺のことすーぐ止めるし

夜蛾

零那の術式もきっと必要になってくる、じゃないと天元様からのご指名が入って来ないだろう

先生は慰めのつもりか、悟をすぐに止めに入った。

やっぱり、この反応を元に思うけど悟が私のことを好きに成るはずがない

あのとき少しでもどきりとさせた自分に呆れてしまった

夜蛾

今、その少女の命を狙っている輩は大きく分けて2つ

夜蛾

現呪術界の転覆を目論む呪詛師集団“Q”と

夜蛾

天元様を信仰 崇拝する宗教団体、盤星教“時の器の会”

夜蛾

天元様と星槳体の同化は2日後の満月!
それまでに少女を護衛し天元様のもとまで送り届けるのだ!

失敗すれば、この影響は一般社会にまで及ぶ…

失敗など許されない

♡ 零那 ♡

(………がんばらないと)

私は意志を固め拳を強く握った。

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