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紅葉のような都の子

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紅葉のような都の子

10 - 最終話~エピローグ~

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2023年12月07日

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前川side 数日後。 練習終わりの廊下。

笹木

ようやく付き合ったか

中野

ほんとだよ。

山田

なんで中野さんいるんすか。びっくりした。

中野

ほら一軍この間リーグ優勝したからな、日本シリーズに向けて二軍で調整して来いって言われてるから来てんねん。

山田

なるほど………

ここ2~3日の間に 一軍はリーグ優勝をした。 関西大盛り上がり。 3年前のリーグ優勝の時は 一軍にいなかったけど、 今回は美和ちゃんや 他の選手の支えもあって 一軍で優勝を経験することが できた。

島田

ちなみに付き合うまでどれぐらいかかったん?

前川

3年です。

森下

一途だ〜

小幡

いいな。あんな可愛い彼女おるなんて。

森木

ていうか美和ちゃんどこ?

笹木

さっき道具の整理の確認お願いしたからもうちょいかかるんじゃない?

前川

どれぐらいかかります?

森木

お。今日お泊まり?

前川

違うわ。

井上

美和のご飯食べるんですって。

森木

彼女のご飯?!

森下

ガチで?!

島田

いいなぁ〜

中野

俺も連れてけ。

小幡

着いてっていい?

前川

えっとグランドの方の倉庫っすよね?

笹木

え?あ、うん。

前川

んじゃお先失礼します!

中川

あ、ちょっと待てよー!

小幡

右京ー!今度連れてけー!

倉庫

前川

終わった?

美和

今終わりました。

前川

荷物どこ?

美和

そこにあります。あとこの紙を先輩の机に置いたら今日の仕事終わりです。

前川

そっか〜

美和

ていうかほかの選手は?一緒にいたんじゃ…

前川

いや、美和ちゃんのご飯食べたいって言い出したから逃げてきた。

美和

なるほどね………

美和ちゃんの荷物を 手に取ったら 申し訳なさそうな顔して 謝ってきたけど 全然気にしてない。 ていうか持ちたいだけ。 先輩トレーナーに 提出する紙を 出し終わったら お家に向かった。

美和ちゃんの家

前川

お邪魔します…

美和

どーぞー

美和ちゃんの家に着いて 中に入ると何やら 犬の鳴き声が聞こえてきた。

前川

あれ?もしかして……

美和

まめとあずき。ここペット可だし、2匹とも私しか言う事聞かないから連れてきた。

彼女は荷物を椅子に置き リードと小さめのカバンを持ち 玄関に向かった。 たぶんお散歩だろう。

前川

俺もついてっていい?

美和

いいですよ。どっち持ちます?まめの方か、あずきの方か。

前川

あずきの方。

美和

はい。

あずきのリードを受け取り 首輪に着けて お散歩に向かった

美和ちゃんについて行くと 家から近い神社に入ってった。

前川

ここ?

美和

最初ここに来た時2匹がおもむろに入っていったからずっとここ寄ってる。

前川

あ、ちょっと待って。やばい

あずきガ引きずるように 進んでいく。

美和

あずきどこ行くん?

前川

ここに何があんの?

近寄ってあずきの 口元を見ると 何かくわえていた。 くわえてるものをとると ただのもみじの葉っぱだった。

前川

なんでもみじの葉っぱ?

美和

葉っぱ好きなんですよ。この子。

前川

もみじで思い出したんだけど、初めて会った時の紅葉ってマジで綺麗だったよね。

美和

たしかに。懐かしい。

前川

一目惚れだったんだよね。

美和

なにが?

前川

美和ちゃん好きになったの。

美和

マジで?

前川

うん。なんか和風美人って言うのかな…ほんまに秋に好かれてそうな子みたいな感じ。

言葉にするのは 少し難しいところ。 けどほんとにそんな感じだった。 手の中にある 紅葉みたいな子を 好きになってよかった。 神社と記録書と美和ちゃんの記憶が 繋いだ俺らの関係。 紅葉のような都の子と 出会えてよかったよ。

美和

ほんと恥ずかしいから帰ろっかまめ

前川

美和ちゃんのご飯マジで楽しみ

美和

そんな大したもの作れないかも………

前川

そんなことないって。俺作ったら真っ黒で完成系が分からない物体できる。

美和

それで不安かも笑

前川

けど頑張るわ。料理。

美和

練習もね。スタメンもぎ取らないと。

前川

そうやね笑

彼女と笑いながら 帰路に着いた。 秋風が涼しい季節に 恋に落ちた3年。 これからもよろしくね。 紅葉のような都の子。

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