雅弥
ここも閉まってる…
凜太郎
まあ夜遅いしな
雅弥
…ほんっとに近付かないし触らないので
雅弥
僕の家でもいいですか?
凜太郎
…っふ
凜太郎
別にいいよ笑
凜太郎
案内して
雅弥
……!
雅弥
はい…
コトッ
雅弥
ホットココアですけど…
凜太郎
どうも
凜太郎
で、俺の事避けてたワケは?
雅弥
…その
雅弥
金輪際関わるなって言おうとしてたんですよね…
雅弥
受け入れるのに時間がかかって…つい避けてしまって
凜太郎
いや待て待て
凜太郎
いつそんなこと言ったんだよ…
雅弥
だって酔っ払って迷惑かけたし…またなにかしてしまったのかと…
凜太郎
別に迷惑かかってないし
凜太郎
そんなこと思ってないわ
凜太郎
それだけで避けてたの?
雅弥
…はい
凜太郎
はぁ〜…勘繰っただろ
雅弥
えっ?
凜太郎
正直言って、お前の事好きになってきてる
凜太郎
ていうか元々嫌いじゃなかったし
雅弥
へ
凜太郎
だから、避けんの…やめて
雅弥
僕を…好きって
凜太郎
社内恋愛が理由でやめたり喧嘩になったりするヤツらしかいなかったから
凜太郎
勝手に決めつけてた
凜太郎
すぐ付き合うっていうのはできないけど
凜太郎
まずはデートから始めたいって思ってるけど
雅弥
……!!
雅弥
はい!行きたいです…デート
凜太郎
……ふっ
凜太郎
ちょっと涙目になってんじゃん笑
抑えてきた気持ちが溢れ出して 恋の歯車が動き出した気がした







