理想の俺は''失敗作''

⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊注意⚠️ ⚠️兄弟パロ⚠️ ⚠️グロ表現🩸⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇‍♀️ パクリ❌ 参考⭕️

血ｯ……赤色ｯ……

''あかいろ''ｯ……

2階から物凄い物音がした

心配でいるまくんと階段をかけ登り、すちくんの部屋に来た

部屋に入ると、カッターを握りしめて立ち尽くしているすちくん

右腕を覆いかぶさりながら泣き叫んでいるらんらん

荒れて、赤色が飛び散った部屋

すちくんの部屋だと信じ難いほど、部屋は変異していた

気持ち悪いｯ…

蹲っているらんに駆け寄り、らんの腕を見た

らんの右腕は、手首から肘の関節まで切り裂かれていた

血は止まらない。どんなに押えても溢れ出ていく

まずいｯ……どうしたらｯ

考えろｯ……今ｯ俺は何をするべきなんだｯ

すちは力が抜けたようにその場で倒れた

すちの左腕からも血は止まらず、床に広がり続けていた

ｯ過呼吸ｯ？、！

運が悪く、道路が渋滞していたらしい。

救急車は約1時間後に来て、そのまま3人は運ばれていった

らんの右腕の傷は、全治2ヶ月の重症だった

らんは意識があるまま、針と糸で傷を縫った

泣いて、叫んで。俺はらんの隣で手を握ってあげることしか出来なかった

みことは「血液恐怖症」と診断された。

血や傷を見ると、恐怖や不安に駆られてしまうらしい。

みことは俺の腕の中で強く頷いた

部屋にいたすちの姿は

俺が何度も見た夢のすちだった

夢と現実で違いがあったとするならば

すちの顔は傷だらけだった。

ボロボロだった。

ﾍﾞﾁﾝｯ

ﾊﾞｼﾝｯ

ﾊﾞﾁﾝｯ

俺は病院に運ばれたらしい。

疲労、精神的ストレスが主に原因で、いわゆる「血管迷走神経反射失神」で倒れたらしい。

俺は母さんを気にせず、包帯で巻かれた左腕を動かした

……痛くないや

病院に運ばれてから、俺の左腕は

俺自身で切り裂かれた左腕は針と糸で傷口を何針も縫われた

目が覚めても何も痛みも感じなかった

''六音さん、しばらく入院しましょう''

''安静にしてくださいね''

痛みも何も無いのに。安静にする意味ってあるのかな

母さんはひまちゃん……。

母さんはなつくんに押さえられながら、そんなことを言った。

俺はどうすることも出来ない。

だって

こんなにも心が空っぽなんだから。

すちは壊れた

そう思わせるほどに、以前のすちとは思えなかった。

ずっと空を見上げて、表情も何一つ変わらない

話し方も淡々としていて、以前のような優しい声も無くなった

''なつくん''……ｯ？、

えｯ…なんでｯ……呼び方ｯ、

それにｯ敬語ｯ？、

驚いた。すちからそんな言葉が出てくるなんて。

すちは再び空を見上げながら、ゆっくりと頷いた

すちの赤色の瞳の光は完全に消えてしまっていた

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