生理男子

生理男子

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桃黄

ソレが初めて来たのは 、

僕が中学一年生の時だった 。

その日はお腹が痛かった

そんな感じで 腹痛を治そうとトイレに行き

下の布を脱いだとき

そこには大量の血がついていた

僕は慌ててトイレの底を見ると 底にもまた血が

その血は 、 僕の下半身から流れていた 。

僕はこんなの初めてで 怖くて怖くて

取り敢えず血がついている布に ティッシュをつめて

急いで友人の元へ走った 。

僕が取り乱しているからか 赤は困惑していた

そんな赤に僕は 先程の出来事を話した

赤は冷静にそう言う

でも生理だなんて そんなの無理がある 。

僕がそう赤に言うと

僕はそう赤に勧められ ふたりで一緒に病院へ行った

医者に言われた言葉は驚くべき ことだった 。

慌てて僕が否定するも 医者は

医者はそう言った 。

これには赤も驚いている 僕だって 、

... 生理が 、きた

医者にこう言われてしまえば 気になって仕方がない

僕は後日検査を受けることになった

その日の帰り

赤は僕に優しい言葉をかけてくれた

そうでした 赤は頼れる親友なんだ 。

検査をした結果

僕には子宮があり それも機能しており 、

子供が産める体だと言われた 。

そう思いながら僕は 、 検査結果の紙を丸めて捨てた 。

それが中学時代の出来事

それから何年か経ち 僕は大人になりました 。

子宮の影響か知らないけれど 僕の心は少しだけ乙女で

同性の彼氏が出来た 。

優しくてかっこいい桃くん

そんな彼と交際できて 僕は幸せでしかなかった 。

そしてそんな彼と 同棲を始めたばかりの頃だった

彼と同じ寝室で寝ていたとき アレがきてしまった

シーツに目立つように 、 付いている僕の血

急いで隠さなきゃっ 。 そう思ったけど

おわった

桃くんに見られてしまった 。

桃くんは心配そうに僕を見つめる

僕は桃くんに全て説明した 。

嫌がられるかな

別れることになっちゃうかな

そう思いながら話終わると 、

桃くんは僕の名前を呼んだ

僕は怖くて言い訳を考えていると

そう 、抱きしめられた 。

桃くんはそう言うと 真剣な眼差しで僕を見つめた

僕は桃くんを強く抱き締めた

僕は改めて この人でよかった

と確信した

それから数年後

中学時代は嫌だったこの体

今では幸せを運ぶ宝物です

おわり

今日生理二日目です