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ことね
ことね
ことね
ことね
ことね
ことね
Pr視点
あの時まで
いつもの『Ak』やったのに
俺のせいでっ、ッ
あの日、
事故があった日は
一日中2人で遊びまくって
気持ちが高ぶっとったんやろう
俺は赤信号に気づかずに
気づいたら道路に飛び出しとった
さっきまで太陽のように
笑っていたAkは
血相を変えてこっちに走ってきた
Ak
それが今までの『Ak』から出る
最後の言葉やった
自分が突き飛ばされた痛みなんか
もう感じなかった
俺はすぐAkに駆け寄って
何度も名前を呼んだ
Pr
でも
何度呼んでも返事は無かった
周りの人が
救急車や警察を呼んでいる間も
俺はAkの名前を叫び続けることしか
出来なかった
俺のせいでAkは
命を失ってしまうかもしれない
もし生きられたとしても
Akはきっと
俺のことを恨むやろう
そう考えると
Akに守らせてしまった罪悪感が
俺の胸を締め付けた
Akは病院に運ばれ
なんとか一命は取り留めたと
医者は言っとった
俺は心底ほっとした
まだ自分の体の痛みは消えてへんけど
そんな痛みは
Akが生きてさえ居てくれれば
どうでも良かった
医者
そう医者が言った時
俺は嫌な予感がした
医者
俺の予感は的中してしまい
さっきのほっとした気持ちが
一瞬でかき消された
Pr
医者
医者は難しい話を
俺にも分かりやすく説明してくれた
信じられへんかった
信じたくなかった
今までの思い出が
Akと過ごした日常が
『俺』という人間も
Akの中から消えていくやなんて
そんなん嫌や、
俺があの時飛び出したから
全部、全部、俺が悪いんや
その後の説明は頭に入ってこんかった
早くAkに会って謝りたい。
そんな思いばかりが頭をよぎる
Akは数日間、
一度も目を覚まさへんかった
やけど俺は毎日、毎日、
Akに会いに行った
仮病で早退して会いに行った日やってある
やけど、
俺が話しかけても
Akはピクリとも動かない
ただAkの呼吸の音だけが
病室に響く
俺がいつものように
Akに会いに行った日
数日前は俺のせいで
Akを病院送りにしてしまったこと
数日間目を覚まさないこと
全部俺が悪いんやと思い込んで
気付けば泣き崩れていた
そのせいか今日は
目元が重く
腫れとるんが自分でもわかる
Pr
そうAkの名前を呼ぶと
事故の日のことがフラッシュバックして
また涙が溢れた
俺はAkの手に自分の手を重ねた
Akの手に俺の涙がこぼれ落ちる
その時
少しだけAkの手が動いた気がした
顔を上げると
目をパチパチしながら目を覚ました
Akがいた
Pr
俺はすぐAkの名前をよんだ
Akの目が覚めたことが心底嬉しくて
俺の目からまた涙が溢れた
でもAkの口から出たのは
俺がほしい言葉やなかった
Ak
その言葉を聞いた瞬間
聞き間違えかと思った
けど
Akの目は俺を怖がっているような
そんな目をしていて
ほんとなんだと
実感してしまった
医者から聞いていたはずやのに
覚悟はできていたはずやのに
Pr
きっと
今の俺は酷い顔をしているやろう
涙でぐしゃぐしゃになって
信じられないような顔をして
こんな顔をAkに見せたくなかった
Ak
そうAkは敬語で答えた
いつものAkじゃない
見た目はAkのままやのに
言葉がどこか違う雰囲気で
まるで別人みたいやった
俺はその場の空気に耐えられなくなって
Pr
Akのことも考えず
病室を飛び出してしまった
病室を出てから
どこに行くかも決めずに
無我夢中に走り出していた
気づいたら俺は
いつの間にか
Akと良く遊んでいた公園の
入口に立っていた
公園に足を1歩踏み入れた途端
ふと、Akとの思い出が蘇った
Pr (幼少期
Ak (幼少期
Pr (幼少期
Pr (幼少期
Ak (幼少期
Pr (幼少期
Ak (幼少期
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Pr
またあの頃に戻れたら
なんて妄想をしてまう
いまのAkが悪い訳やないのに
どうしても
もう1度
あの頃の"Ak"と遊びたい
と思ってしまう
Pr
こんな俺のことを
Akは許してくれるやろか
"絶対に思い出させる"
なんて無責任な言葉を約束してしまった
そんなことが俺に出来るんやろか
もしも記憶が戻って
俺のことを思い出した時
Akは俺のことを恨むやろか
そんな不安が俺の胸を締め付ける
ふと時間を見ると
ちょうど5時を回ったところだった
5時のチャイムで俺は
Akのことも考えずに飛び出したことを
思い出した
俺は急いでAkに連絡をしようと
ポケットからスマホを取りだし
連絡した
ことね
ことね
ことね
ことね