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今回もめちゃくちゃ良かった!!!! ついに物事が動く時が来た!!! 姫をお助けする事は私には無理そうだぜ… 力には勝てない、 それが当たり前だからね… これこそが多分「呪い」なんだろうな。 本当の自分を捻じ曲げられかけるまで 自分が自分で居られるのは凄い方。 次回も楽しみに待ってるね!!!
そう言う ピナの 顔は 笑ってなくて
怒りも 嘆きも 感じられない顔だった
だからこそ …怖かった
コイツは こう言うけど 、 ピナは 信じてない 。
アイツは 僕を見て
… とだけ残して 行った
後に残ったのは 、 発散し難い怨みと
捨て場のない 憎しみだった
アポストルは 子供を諭す様に 私に 問うた
護衛 … か
アポストルは 幼少期に 私が 拾った 子供だった
私が 5つ 。 アポストルが 8つの 時だ
それから 10年間 、 忠義を揺らさずに 私についてきてくれた
だが … ここらが 頃合いなのかもな 。
そう 言いかけた 所で
私の体は いうことを聞かなくなった
一瞬の誤差の後 、 私は 壁に押し付けられたのだとわかった
肩を 痛いほど 、 ただ 傷や アザが 残らない様に 抑えられ
私の 肩を抑える アポストルの目には 光のかけらもなく
その代わり 、 禍々しい 殺気が 漂っていた
騎士とはいえど 、 男女の体格差の違いは明らかだ 。
逃げようと 考えるのも困難なこの状況で
私はこの男を はっきりと
【 怖い 】 と 思ってしまった
怖い
子供に諭す様に 。
只 圧をかけて 。
私の 《 私 》 と言う感覚が 無くなっていく気がした
そう 繰り返されるのが怖くて
怖い 、 と 思った感情が溢れ出し
私は 生理的な 涙を 出してしまう
責められているのか 褒められているのか訳が わからない状況で
私の体は 完全に言うことを 聞かなくなり
その場に意識ごと 崩れ落ちた