紫穂
他にはなにか?
他にもあると思い聞いてみた
柚依
あとはこれですかね...
そこには薬が置いてあった
紫穂
薬...ですね
柚依
この薬なんだと思いますか?
紫穂
処方された時の袋みたいなのってないんですか?
柚依
それが...ないんです!
袋はなくても素人の私が見ても一般的な錠剤の風邪薬だ
紫穂
カプセル型じゃないから…頭痛薬とか…単に風邪薬とか…かな
柚依
これだけだとなんだか分かりませんね…
朱理
何騒いでんの〜?
寝ていた工藤くんが目を覚ました
柚依
今この薬の袋の話をしてたんですよ〜
朱理
あっ、袋ってこれ?
そういうとポケットから薬の袋が出てきた
柚依
!?なんでそれを持ってるんですか!
朱理
えっ?なんか落ちてたからゴミかなって思って捨てようとポッケに入れて忘れてたwww
柚依
笑い事じゃないですよ!
だけどこれで分かるかもしれない
紫穂
ちょっと見せて?
朱理
はいよぉ
見せてもらうと薬の内容と薬が一致していた
紫穂
鎮静剤
柚依
こんな所に閉じ込められて眠れなかったのでしょうかね…
紫穂
うーん、だけど処方されてる数と今ある数が同じだから1個も使ってないみたい
柚依
一応もっていたという感じでしょうかね
1個も使ってない鎮静剤を手に入れた
紫穂
それじゃあ他の人達のところへ行ってみるね!
柚依
はい!それではお気をつけて
朱理
頑張ってね〜
咲桜
…zzz
吹葵
ほんまにあそこの班は大変やな
海
ですね
となると次行く場所は…
吹葵
鳴海くん…ちゃん…?まぁええ!部屋へ行くで!
3人はあの子の部屋へ向かった
部屋に入るとここにも3人がいた
敦士
主らも来たか
紫穂
こっちはなにか見つかった?
敦士
色々あるにはあったぞ
敦士
まずはこの写真だな
そう敦士くんが言うと額縁に入った小さい写真立てを見せてきた
紫穂
これは...誰だろう
敦士
恐らく、あやつの両親と本人だろうな
紫穂
なるほど...
額縁に入った両親と子供の写真を手に入れた
悠希
それとこれもだ...
渡してきたのは手紙だった
紫穂
手紙?
恐る恐る読んでみることにした
紫穂
拝啓
お母さんお父さん元気にしていますか?私は元気です。今は訳の分からないところに捕まっていますが必ず戻ってまた一緒に伊勢神宮など行こう!お父さんの病気がまた再発しないうちにね。桜がまた家族全員でみれるその時まで長生きしてねすぐ戻るから心配しないでね
お母さんお父さん元気にしていますか?私は元気です。今は訳の分からないところに捕まっていますが必ず戻ってまた一緒に伊勢神宮など行こう!お父さんの病気がまた再発しないうちにね。桜がまた家族全員でみれるその時まで長生きしてねすぐ戻るから心配しないでね
紫穂
って書いてあるね
吹葵
そうか...ほなお父さんは病気なんかいな...
海
そういうことになりますね...
悠希
普段は話していなかったが...こう考えがあったのか...
両親へ向けた手紙を手に入れた
翠
あっ!あの!
話しかけて来たのは黒川さんだった
翠
これってなにかの役に立つかな?
そこにあったのは電子手帳だった
紫穂
電子手帳?
つけてみると鳴海くん(?)のものだった
紫穂
うーん...ここから貰える情報は...
見ていくと不可解なメッセージを発見した
紫穂
なんだろう...差出人不明
1人でも殺させたらここから出るのに有利に運んでやってもいい
1人でも殺させたらここから出るのに有利に運んでやってもいい
紫穂
お前にも家族がいるんだろう?
紫穂
これって...
吹葵
まさか...殺人を助長させたヤツがおるってことか!?
翠
なっ、なんで...そんなことを!
海
正気の沙汰とは思えませんね...
敦士
この生き残った中に裏切り者がいるというわけか
悠希
そういうことになるな...
なぜこんなものが...
電子手帳のメッセージを手に入れた
紫穂
あとはなにかあった?
すると敦士くんが思い出したかのように言った
敦士
そういえばこの大皿の酒器が一つ足りなくてな
吹葵
ほな、それは1人やからやないの?
本当だ...お酒の器が一つ足りない
悠希
いや...そこのゴミ箱を見て欲しい
真山さんがゴミ箱を指さしてそう言うと
悠希
これを立てかけいる...木の置物があるんだが...一つ...ゴミ箱に捨てられていたんだ...
中を漁ってみると確かにあった
吹葵
ほんまや全くおんなじや!
紫穂
となると...お酒の器がひとつ足りない
敦士
そういうことだ
ひとつ足りないお酒の器を手に入れた
ここでチャイムのような音が鳴った
Next
えぇ〜もうそろそろいい?ということで学級裁判を行います
Next
場所はとりあえず玄関前に集まってくれる?
Next
そんじゃ〜
そう言うと音はプツリと消えた
吹葵
おしまいちゅうことやな
海
始まるということですね
敦士
そうだな
悠希
...やるしかない
翠
やだよ...嫌だよ...
黒川さんがガタガタ震えている
私はそっと抱きしめて
紫穂
大丈夫...私たちも頑張るから!
翠
うん...分かった...
ここまで来たらやるしかないんだ...
学級裁判を