コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私たちの住んでいる世界。 「人間界」は、魔族との対立が絶えない。 残念ながら、我々人類は戦闘に長(た)けていない。 だが、そんな我々にも、希望の光を持っている。
それは、この人間界のヒーロー。 「ブライトシャイン」。
名前の通り、希望の光だ。
ヒーロー達は、魔族を軽々と撃退し、 ついに魔族の王、大魔王を倒した。
魔族を倒したヒーロー達を、我々人類は賞賛した。 「人間界を脅威から救ってくれてありがとう」 「我々人類を救ってくれてありがとう」 そう、我々はヒーロー達を崇めた。
…。
これで…。
これで平和になると思うか?
我々人類は考えた。 脅威を殺した、ヒーロー達が、
本当の脅威ではないか?
脅威は殺さなければいけない。 人間界を守らなければいけない。 それが我々人類の使命。
ヒーローを捕らえた後はどうしようか。 そう議論した。
「ヒーローの非現実的な能力、それを有効利用しませんか?」 その一人の言葉が、我々の目的を決定づけた。
ピンク
ピンク
レッド
ブルー
グリーン
そんな物の声なんて聞くな
捕らえることに専念したまえ
人類
人類
人類
人類
人類
ブルー
レッド
グリーン
ピンク
ブルー
キンッカンコンッ(盾で防いでいる音)
人類
レッド
ピンク
グリーン
ブルー
よくやった諸君
これで、我々の人間界は危機から免れた
後はその“元”ヒーロー達の身体を捨て 能力だけを丁寧に取り出し 世界のエネルギー問題も解決させようではないか
人類
レッド
人類
レッド
人類
ピンク
人類
解体、全て終わりました。 全員、約21グラムの減量を確認致しました。
人類
人類
無事、我々人類は脅威からこの世界を救った。
…。
本当に救ったのか?
我々人類は気づいてしまった。
我々人類には競争本能というものがあり、更には独占欲というものもある。
ひとりが全て独り占めしようとすれば、 それに対してダメだと思う者が立ち上がり、
戦争が起こる。
結局はそれの繰り返しだったのだ。
そして我々は、大事な仲裁役であるヒーロー達の魂以外を この世から消してしまった。
最期まで、生命は生きている限り、
愚かであった。
さえりこ
さえりこ
さえりこ
レッド
ブルー
グリーン
ピンク
さえりこ
さえりこ
さえりこ
さえりこ
さえりこ
さえりこ
さえりこ