なんかよくわかんなくなっちゃいました…… 3周年配信ヤバすぎませんか…
桃赤 微水→赤 前回の続き ご本人様とは一切の関係がございません 苦手な方はここで閲覧をお控えください
桃
今日はりうらの帰りがいつにも増して遅い
もしりうらが俺よりほとけっち選んでしまったら、なんて嫌な想像をしてしまうくらいには俺の精神状態は不安定だ
はやくかえってきて……
その時聞こえたドアの開く音
桃
急いで寝っ転がっていた体を起こす
赤
やっと見ることが出来た大好きな彼の姿に安心する
戻ってこないかも、なんて思っちゃったから、不安だったから
桃
赤
そう言ってりうらは俺にハグしてきた
りうらからのハグなんていつぶりだっけ…
その温もりが、行動が嬉しくて仕方ない
そう思った時、りうらから香る爽やかな香り
それはりうらのお気に入りの香水でもなければ柔軟剤やシャンプーの匂いでもない
いむの香水…
なんだかその匂いが、凄く嫌なものな気がして仕方ない
赤
桃
りうらが何か言いかけているのに遮るように言葉が漏れだした
とにかく今は、りうらから香るその匂いを消して欲しかった
この心のどろどろを、塗り替えてしまいたかった
赤
桃
そう言ってりうらの元から離れる
はやく、好きって言って
俺以外のやつのことなんか全部忘れてよ
赤
桃
なんで?なに?なんて言ったの?
頭の中が不安な思いと疑問符で埋め尽くされる
赤
赤
そう言ってりうらは俺の前から姿を消してしまった
水
インターホンがなる音が聞こえてこんな時間に来る人物なんて思い当たらないしなんか配達頼んでたっけなーと呑気な気持ちでモニターを確認した
水
そこには涙で顔が濡れている先程一緒にいた赤色の彼
どうしたものか…
桃色の彼のことを考えるとここで中にいれると後々面倒なことになるのは確定しているのだが……
かと言ってここで放っておくわけにも行かないので玄関へ向かった
のが数分前
そして今、案の定大泣きしている彼とかける言葉が見つからずに困っている僕
赤
水
そこから時間をかけてちょっとずつりうちゃんから状況を聞き出したところ
自分の気持ちを聞いてもらうことも出来ず行為へと誘われて、自分は所詮セフレと変わらなかったんだと
ほーんと、お互いのことが好きでたまらないくせになんですれ違っちゃうかなぁ…
人の気持ちも知らずに目の前でないちゃんが好きだとわんわん泣く彼にも、彼にこんな思いをさせるないちゃんにも少し苛立ってしまうけどグッと堪える
水
赤
はぁ、このままじゃ拉致があかない
本当はこんなことしてやりたくないが仕方が無いのでスマホを取り出す
水
「やだ」 「ないくんとシたくない」 「ないくんなんか、知らないから」
先程から俺の頭の中はりうらが放ったその言葉たちでいっぱいだった
今までりうらから求められたことこそなかったものの、拒まれたこともなかった
それが唯一の救いで、りうらは俺の事を好いてくれていると思うことができた
きっと拒まれていたら俺の心はとっくに壊れてしまっていたと思う
ただ、あれは完全な拒絶
なんで、なんでこうなった?
何しちゃったんだろう…
いや、何もしてあげられなかったんだ
桃
桃
ほんとだめな彼氏だな、りうらに嫌われても仕方ないや
自分の不甲斐なさを自覚したところでふと思った
外、暗いけどりうらは大丈夫だろうか
桃
桃
あれから外を探し回っているが一向にりうらはみつからない
もしかしたら本当に誘拐されたりしているんじゃと考えて嫌な汗が止まらない
闇雲に探しても無駄だろうし、りうらのいきそうな場所…
そう考えていた時ポケットにいれていたスマホからの通知音
桃
スマホのロック画面を急いで確認するとそこにはりうらのものでは無い水色のアイコン
失望してスマホをしまおうとした時、そのメッセージが飛び込んできた
『お姫様が泣いてるよ』 『さっさと迎えに来ないと僕がとっちゃうから』
息を切らしていむの家まで走ると鍵の開いていた玄関から急いでリビングへと向かう
桃
水
はぁ、とため息をつくいむ
その隣に目元を真っ赤にして泣きつかれたのか寝ているりうら
あんな恐ろしいメッセージが送られてきたものだからその無防備な姿に心配になる
りうらが泣いているのも、ここにいるのも全部俺のせい
水
りうらをとんとんと優しく叩いて起こすほとけっち、その一つ一つの行動がすごく心臓に悪い
赤
ぼーっとしているりうらが暗い表情で目を開ける
桃
体を起こしたりうらを強く抱き締めた
離れていかないように、強く優しく
赤
桃
赤
桃
桃
桃
赤
赤
嫌い、その言葉に思わず耳を塞ぎたくなるがしっかりと受け止める
今度は、ちゃんと全部聞くから
赤
赤
赤
赤
りうらからもぎゅっと抱きしめてくれた
それが暖かくて、今までの不安も心のどろどろも無くなっていくような気がした
水
桃
あれからないくんと話し合ってお互い不安だったこと、本当に思ってたこと、たくさんぶちまけた
不器用な俺たちだけどちょっとずつ、一緒に進んでいこうって
赤
桃
赤
桃
まだ慣れてなくて、と適当に笑う彼になんだか少しバカにされているような気がしていらっとする
赤
ないくんのおでこにキスしてふわふわの髪を軽く撫でる
桃
効果音がつきそうなほど嬉しそうにわらったないくんは玄関の扉に手をかけ、何かを思い出したように振り返った
桃
赤
桃
赤
桃
ほーんと、幸せそうにしやがって
でも、ないくんをこんなに幸せにできるのはりうらだけかもね
そう思うと悪い気はしないから
これからもたくさん間違えちゃうかもしれないけど、こんなりうらをずっと愛すって言ったんだから、責任もってよね
コメント
7件
いむくん、君は恋のキューピットかな?w
続きありがとうございます!!!😭 前回に続き安定のボロ泣きでした見事にぶっ刺さりました…😭😭😭🫶🏻🫶🏻🫶🏻 赤さんを思っているからか、赤さんを"お姫様"その彼氏の桃さんを"王子様"と表現する水さんが健気で好きです…! どちらも大好きなのに不安ですれ違って思ってもいない「嫌い」という言葉を口にしてしまうのも切なくて、不器用さが感じられました! やっぱり桃赤は優來さんが1番好きです…💞
無事に心撃ち抜かれました。 癒されるよね。お姫様とか王子様っていう表現大好きです。 桃赤は神。